2007年12月21日

しずかなときめき【クリスマス・イブ】

クリスマスイブの夜、4人のこどもたちは
なかなか眠れない。
だって明日は待ちに待ったクリスマス!

胸のときめきをおさえられず、
真夜中にそうっとベッドを抜け出したこどもたち。

大きなクリスマスツリーの飾られている階下へ
足音をしのばせおりていくと・・・・

brown/xmas eve.jpg

文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:ベニ・モントレソール
訳:矢川澄子
ほるぷ出版  http://www.holp-pub.co.jp/


なんどもご紹介している、絵本の母マーガレット・ワイズ・ブラウン。

クリスマスイブの夜、ほんのわずかな時間のことを
淡々とつづってあるお話なんだけど
こどもたちの気持ちの繊細なとらえ方が、このうえなくやさしくて。

そしてそして、絵が、絵がすばらし!
ペン画にオレンジと黄色の2色使い、構図といい、ページ展開といい
ため息もの。

自分は不信心な仏教徒に過ぎないけど、じ〜んと沁みてくる絵本だよ。
キリスト教徒なら、もっともっとこころに迫るものあるんだろうなぁ。

4人のこどもたち、きっとこの夜のことを忘れない。

マーガレット・ワイズ・ブラウン、
遺作がこんなにも美しいなんて。

ちーとばかし早いけど、メリークリスマス★
みなみなさま、よい週末を・・・
posted by おふみ at 11:57| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月06日

原画はすばらし♪【ちびとらちゃん】

あらら、かわいいセーターを着たニャンコだわん、と
DMが届いた時思ったら「虎」だった。

虎フェチでもタイガースファンでもないけれど、
新作原画を見に行ってきたよ。

ヨゼフ・パレチェク
【ちびとらちゃん】新作原画とヴィンテージ仕掛け絵本

〜12/12水曜まで@ロゴスギャラリー 
渋谷パルコパート1 B1F
10:00〜21:00 会期中無休 最終日は17:00

chibi tora DM.jpg

絵本とほぼ同じ大きさで描かれた原画のすんばらすぃ〜こと!
絵の具の発色も、
印刷では表現しきれないマチエールも
ただひたすら美しい。

あ〜、眼福。

そして愛らしさ満点の主人公、ちびとらちゃん。
描き手がかわると、同じ虎をモチーフにしてるとは思えない。
そこが絵本の楽しいと♪こ♪ろ♪

飛び出す仕掛け絵本も、時代を経た味がいいねぇ。
仕掛けはごくシンプルなものだけど、
この色やコクって、デジタルがのさばっている今は逆に出せないんだよね。

ちびとらちゃんのお話しはあらためてご紹介するなり。
posted by おふみ at 13:33| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月27日

おかわりはいかが?【おちゃの じかんに きた とら】

ちいさな女の子ソフィー。おかあさんとだいどころで
おちゃのじかんにしようとしていたところ、
玄関のベルがなった。

『いったいだれかしら?』

ソフィーがドアをあけると、なんとそこには1頭の大きなとら。

『こんにちわ、とってもおなかがすいているので
 おちゃをごいっしょさせていただけませんか?』

もちろんどうぞ、と招き入れたお母さんとソフィー。
テーブルについたとらは
サンドイッチをぺろり、パンをぜんぶ、ビスケットをぜんぶ、
大きな図体だから、食べる食べる。

ミルクもぜんぶ、ポットのおちゃもぜんぶ飲んでも
まだまだ足りない様子。
だいどころをみまわして・・・・

tiger came to tea.jpg

作:ジュディス・カー
訳:晴海耕平
童話館出版 http://www.douwakan.co.jp


犬はまったく出てこないんだけど、大好きな1冊。

玄関あけたらとらがいるんだよ?

しかもいっしょにお茶会だよ?

モ〜♪最高じゃん!

招きいれるおかあさんもすてきなんだけど
勤めから帰ってきたおとうさん、
一部始終を聞いて、とった行動がこれまたじつにスマート。
惚れたわ〜♪

表紙のとら、
椅子の座り方がしなをつくっていて、
なんだか色っぽくて、笑えるし。

だから絵本はやめられね。
posted by おふみ at 14:00| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

うれしいとジャンプしちゃうんだ【テオはぺろぺろ】

黒犬テオがなにかみつけたよ。
耳がぴーん、しっぽはブンブンだ。
からだがうれしいサインをだしまくり。

それもそのはず、大好きなサラをみつけたテオは
サラめがけて猛ダッシュして・・・

here comes theo.jpg

文/絵:ボブ・グレアム
訳:谷川俊太郎
出版:岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/

テリア系ムク犬とおぼしき、テオ。
おねえちゃんのサラ、
ようやく立っちができるようになった弟ジョンとの
何気ない日常がさらりと描かれた絵本。

さらりと描かれてるんだけど、
ちいさな喜びがきらきらといくつも光ってる。

いちばん光っているのは谷川さんの訳。

これ以上省略したら
お話を伝えられなくなる最小限のことば数なのに、
リズムが小気味よく、
とってもゆたかに気持ちが伝わってくるよ。
原文もシンプルで、リズミカルなんだろうなぁ。

派手なところはないけれど、とってもかわいらしい1冊。
posted by おふみ at 17:33| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

ピッポの冒険【Les nouvelles aventures de Pipo】

スパニエル種のPipoの絵が愛らしくて即、購入。
『ピッポの冒険』は勝手な意訳。

pipo.jpg

Collection NOUVELLE VOGUEというシリーズの中の1冊。
絵:NEMO

お話はね〜、・・・・わからなーい(殴)
だっておフランス語なんだモ〜ん。

絵をおったおまかなストーリーは
セレブ生活を送っているワンコが日常を抜け出し、
ちいさな冒険をしたってとこでしょうか?

どうも仕事柄、ビジュアル先行型購入癖がぬけなくってね。
いーのだ!
絵(と写真)は万国共通の言葉なのだ!
posted by おふみ at 15:33| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月31日

おしゃべりマーサ【MARSA SPEAKS】

飼い主の女の子からアルファベットスープを分けてもらったマーサ。
ぺろぺろ、ぱくぱく、おいしく食べたらあら不思議。
言葉を話せるようになっちゃった。

食べたアルファベットが頭の中をぐるぐるめぐると、
お口がムズムズ、止まらない。

パパやママへ話すのだけでは飽き足らず、
電話をかけてよその人にも話しちゃうぐらい。

ずっとおしゃべりを続けていたら
「うるっさーーーーいっ!!」
堪忍袋の尾が切れたパパにドでかい雷を落とされた。

今まで怒られたことのなかったマーサ、
すっかりしょんぼり。

家族みんながでかけたある夜、
家に泥棒がはいってきた。

たいへん、だれかに知らせなきゃ!
パパに怒られて以来、すっかりお話ししなくなったマーサは・・・・・

marsa speaks.jpg

作・絵:Susan Meddaugh
出版社:Houghton Mifflin Company 1992

いや〜、愉快愉快。
ちょいとキモかわいいマーサがなんとも魅力たっぷりで。
人間に生まれ変わったら
モ〜おしゃべり大好きな女の子になること間違いなし!

お手柄をいっぱい聞かせて、マーサ。

魔法のようなアルファベットスープ、
扉絵から察するに
スープに入れたアルファベット型のパスタのことで、ヘイ。

食べたら英語ペラペラに?
posted by おふみ at 14:01| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

どのキスがいちばん好き?【Animal Kisses】

モ〜、なぜだか
表紙の牛にとっても親近感がわいて、うはは。

見ておもしろいだけじゃなく、さわって楽しめる
6カ月〜3歳ぐらいまでの赤ちゃん向けの絵本。

Kissをテーマに、
動物の鼻づらやくちびるが紙以外の素材でつくられている。

どんな感じがするのかな?
どんな違いがあるのかな?

モ〜のキスは?   鼻があたたかくって、やわらかい(フェルトっぽい布)
ニャンコのキスは? 舌がざーらざら(サンドペーパー)
ワンコのキスは?  舌がぬれてぺたぺた(ゴム)
サカナのキスは?  くちびるつやつや(エナメルのキルティング)

animal kiss.jpg

作:Barney Saltzberg
RED WAGON BOOKS Harcourt, Inc.
http://www.harcourt.com/

イラストもベリキュート♪
posted by おふみ at 11:23| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月05日

チョーさん最高♪ナノヨ 【長新太展ナノヨ】

以前何度か紹介した長新太さんの個展を見に行った。
惜しくもすでに亡くなられ・・・個展というよりは回顧展かな。

絵本の原画や、スケッチ、挿し絵、ポスターなど
愉快な長新太ワールドを堪能したよ。

んモ〜、びっくりしたのは原画の美しさ。
持っている絵本がまるで別物のよう。
長さんはスンバラシ〜色感の持ち主なのであった。

いったい何を食べたら
あんなきれいな色の組み合わせで描けるんだろうか。

でもそんなすごさを微塵も感じさせないで
気がつくとユーモアとナンセンスの世界をふらりふらりと遊んでいる。

見に来ているお客さん達も
家族連れあり、学生同士あり、年齢層が幅広い。
親子2代3代のファンがいたっておかしくないからね。

飄々とした風貌とは裏腹に
絵本は最低3回は構成を練り直し、原寸のコンテを作っていたチョーさん。
新しい絵本を読むことができないのが
ほんとうにかなしい。

「・・・あ、まちがえた」とかいって
ひょっこり戻ってきてくれないかしらん。

チョーさん最高♪ナノヨ

chosan nanoyo.jpg

2007年10月8日(月・祝)まで、横浜そごう美術館にて開催中

お金があまってしょーがない富豪のみなさん、
どーかひとつ、長新太美術館をつくっていただけませんかね?
絵本がそのまま現実になっちゃったみたいな・・・
設計は藤森照信さんなんか、おもしろいかも。
posted by おふみ at 10:56| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

好きな場所を部屋にしよう【たろうのひっこし】

「ぼく、自分の部屋がほしいなぁ」
ある日たろうは おかあさんにぽつりとつぶやいた。

おかあさんは1枚のマットをたろうに渡し、

「このマットを広げたところが、たろうの部屋よ。
 どこでも好きなところを部屋にできるわ。」

んモ〜、大喜びのたろう。
さっそくマットを小脇にかかえ、
どこを部屋にしようかとワクワクしながら考えた。
まず最初に敷いたところは・・・・

taroh no hikkoshi.jpg

さく:むらやま けいこ
え:ほりうち せいいち

岩波書店 こどものともシリーズ
http://www.iwanami.co.jp/

マットを広げたところが部屋なんて、
どこでもドアならぬ、どこでもマイルーム。

こどもの希望を頭ごなしに否定するのではなく、
グッドアイディアを提案するおかあさん、とってもすてき♪
おかあさんのアイディアを
どんどん発展させていくたろうも、すっごくうれしそう。

マイルーム持って、旅にも行けるね。
posted by おふみ at 11:31| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

なかよしってすてき【たろうのともだち】

こおろぎが庭を散歩していると、ひよこにであった。

「こんにちは」とあいさつすると
「おまえなんか砂をひっかけてやる」となにやら不機嫌。
「かんべんしてください」とこおろぎが頼むと
「じゃぁ、けらいになれ」といばるひよこ。

けらいになったこおろぎを連れて庭を歩くひよこ、ネコにであった。

「こんにちは」とあいさつすると
「おまえなんかひっかいてやるぞ」とおどされる。
「かんべんしてください」とひよこが頼むと
「じゃぁ、けらいになれ」と命令するネコ。

けらいになったこおろぎとひよこを連れたネコ、イヌにであった。

「こんにちは」とあいさつすると・・・・

taroh no tomodachi.jpg

さく:むらやま けいこ
え:ほりうち せいいち

岩波書店 こどものともシリーズ
http://www.iwanami.co.jp/

大好きなほりうち(堀内誠一)さん。
どんな画材を使って絵を描いてもうまいし、愛らしいし。

なかよしに、上下関係はいらない。
けらいじゃなくって、ともだちがイチバン♪
posted by おふみ at 10:27| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月07日

手伝いはまかせて【PANTALOON】

ある朝、陽気な黒プードルのパンタローンは
ぴかぴかの赤い自転車に乗り、ごきげんでベーカリーへでかけた。

その頃ベーカリーでは昼までに焼き上げるメニューを主人が書いていた。

パイ、
ストロベリーアイシングしたケーキ、
スパイスをきかせたジンジャーブレッドマン、
12個のウェデイングケーキ、
9個のバースデイケーキに
チョコのエクレア。

「なんてこった、誰かに手伝ってもらわないと
 とても昼までに焼き上がらない!」

『手伝い求む』のはり紙を見たパンタローンは
名乗りをあげるのだが、
「おまえは焼くはしから食べちまうじゃないか」と断られてしまう。

パンタローンは一計を案じ・・・・

pantaloon.jpg

文:Kathryn Jackson
絵:Leonard Weisgard
A LITTLE GOLDEN BOOK 1951

何度もご紹介している大好きなL・ワイズガード。
宝石箱のようにきれいな色、リズム感あふれる絵とおはなしは
まるでミュージカルを見ているような楽しい1冊。

パンタローンのかわいさは云うに及ばず、
ベーカリーの主人、なんともいい味だしてるお茶目なキャラなのだ。

こんなベーカリー、住んでる町にぜひ欲しい。
なんたってパンタローンが配達してくれるからね♪
posted by おふみ at 17:05| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

先っぽまで愛してる【しっぽをぱたぱた】

背の高いこ、毛の長いこ、足の短いこ、
いろいろなワンコたちが
思いっきり遊ぶ、走りまわる、吠え、泳ぎ、
あちこち掘りっかえし・・・・

各ページごと、『ほら いぬがいるよ』という一文ではじまる絵本。

犬ならではのキャラクターや行動、性質などなど
見事なまでの遊びっぷり、ヘタレぶり、お利口さんなところが
やさしく、楽しく描かれていて、思わずニコニコ。

ページをめくるたび、
「あっ、うちのこと同じだ♪」というシーンの連続に
またまた、ニコニコ。

dog tales.jpg

原題:DOG TALES
文:ジャネット・マクレーン 絵:アンドリュー・マクレーン
訳:いとうひろし 
瑞雲舎 http://www.zuiunsya.com/

ちなみにねこバージョンもあってタイトルは【ひげをぴくぴく】。
posted by おふみ at 16:23| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月29日

美しき調教師あらわる【Miss Lollipop's Lion】

ミス・ロリポップは困っていた。

いっしょに暮らす14匹のねこ、9頭のいぬ、3羽のうさぎ、
7羽のカナリアのほか、ぶたやハムスター、ロバたちの
ごはんがすっからかん。
ごはんを買うお金もすっからかん。

おなかぺこぺこの家族達の顔を見ても出るのはためいきばかり。
そんな時玄関にだれかがたずねてきた。

ミス・ロリポップはドアを開けてびっくり、
大きなライオンがすわっている。

ようこそわが家へと招き入れると
ライオンはいぬやねこ、うさぎたちをおいかけはじめてしまう。
「おやめなさい!」ぴしゃりと言い放ったミスロリポップは・・・

miss lollipop's lion.jpg

絵・文:Judy Varga
出版社:William Morrow Company,NY,1963

なんてすてきな名前のご婦人なんでしょ♪

すてきなのは名前だけじゃなく、バリバリの行動派なんだな。
しかもとっても洗練されているところは
レディ・ロリポップと呼びたいぐらい。

ライオンはじめ、いぬやねこ達ももちろん愛らしいのだが
ミス・ロリポップの魅力にはかなわないねぇ。
もちろん最後はハッピーエンド。

才能が開花するのに年齢は関係がないようだ。
むしろ、出会いってところかな。
posted by おふみ at 16:58| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月02日

バカンスは海へ【YOUPI】

コッカースパニエルのユーピー。
飼い主のカロリーヌと、夏のバカンスで海へでかけた。

海がはじめてのユーピーは
見るもの聞くものすべてにびっくり、おおはしゃぎ。
寄せてはかえす波、はさみをふりあげるカニ、
漁師さんの網にからまってしまったり・・・・・

youpi vacance.jpg

作・絵:Pierre Probst フランス語版オリジナル
古本 海ねこにて購入
http://www.umi-neko.com/

なんとも絵がかわいくてねぇ。
犬は言うおよばず、カロリーヌもおしゃれでねぇ。
オリジナル版なので、経年による焼けはあるものの、
色にこくがあって、味わい深く、とってもきれい。

見返しのパラソル越しのシルエットなんて、モ〜すんばらすぃ!

カロリーヌ、じつはインディジョーンズ顔負けの行動派。
ユーピー以外にもなかよしの犬や猫がおおぜいいて、
仲間達と月へ行ったり、北極へ行ったり、自動車レースに参加したり。

長くつしたのピッピもそうだけど・・・おんなのこってスゲー。

日本語版はBL出版から
『カロリーヌ・シリーズ』として刊行されているなりよ。

ユーピーとカロリーヌに負けないぐらい
楽しい思いで作りたいね。
posted by おふみ at 19:05| Comment(3) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

ベンジー船に乗る【Benjy's Boat Trip】

夏休み、船旅にでかけることになったベンジーのかぞく。
ベンジーもいっしょにでかけられるものと、わくわくしていたが
犬は船に乗れないので、マリーおばさんとおるすばんに。

リンダもジミーもベンジーがかわいそうでたまらないが
船の規則なのでしかたがない。

港で泣く泣くかぞくを見送ったベンジー、
翌日同じ港に大きな貨物船がとまっているのを見て、
みんなに会いたい一心で船へ乗り込んでしまう。

その船にはマスコットとして、ジンジャーという名のネコが乗っていた。
ジンジャーに見つかってしまったベンジーは・・・・

benjy's boat1.jpg

benjy's boat2.jpg

マーガレット・ブロイ・グレアム作
1977年 Harper & Row,Publishes
キュリオブックスにて購入

昨日に続き、英語版オリジナル。
シリーズでご紹介してきたが、この4冊めでひとまずおしまい。

グレアムさんのお話はやさしいから、
日本語版でなくても読めるのが大助かり。
もっとも、ベンジーの表情やしぐさを見ていれば、
ストーリーはぜんぶわかるんだけどね。

みんないっしょが最高にしあわせ、たとえちっちゃなボートだってさ。
もう離ればなれは、なし!だよ、ベンジー。
posted by おふみ at 16:10| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

ひとりぼっちの犬小屋【Benjy's Dog House】

かぞくみんなとなかよし、ベンジー。
夜は、リンダかジミーのベッドの上で丸くなって眠っていた。

リンダも、ジミーも、ベンジーも
しあわせにすやすやと寝ていたのだが、
ある日おとうさんが、ベンジーはもう子犬じゃないんだから
外でひとりで寝てはどうかな?と
大きなたるを庭に置いたのだった。

おとうさんの言うことは聞かなくちゃ。
ベンジーはひとり、たるの犬小屋にはいるのだが
さびしくてせつなくて眠れない。
あまりのつらさに、たるを出て夜の町へと向かうのだが・・・・

benjy's dog house1.jpg

benjy's dog house2.jpg

マーガレット・ブロイ・グレアム作
1973年 初版 Harper & Row,Publishes
キュリオブックスにて購入
http://www.lab-curio.com/book/index.html

いいねぇ〜、じつにいい、英語版オリジナル。
印刷技術はいまよりすぐれている訳ではないが、
紙の質感、こくのある色味、たくさんの子供達に
くり返しくり返し読まれ、とても味のある絵本になっている。

時代を経てもベンジーの愛らしさは色褪せたりなんかしないのさ。
原本は表紙のタイポグラフィもすばらし♪
裏表紙のかわいい姿にノックアウト。

リンダとジミーのベッドに戻れてよかったね、ベンジー。
posted by おふみ at 17:57| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

いじけないで【ベンジーとおうむのティリー】

おとうさん、おかあさん、リンダ、ジミーとくらす
ベンジーはかぞくみんなが大好き。
かぞくみんなもベンジーが大好き。

ある日サラおばさんが自慢のおうむティリーを連れて遊びに来た。
ものまね上手なティリーにみんな夢中。
かまってもらえないベンジーはくやしくってしょうがない。

やきもちを焼いたベンジーは、だれもいない隙に
ティリーの入った鳥かごを捨ててしまおうとしたその時、
ゴミ箱にかごの扉がひっかかってしまう。

かごから逃げてしまったティリーを見て
ベンジーはしてやったりとほくそ笑むのだが
家族みんなが心配して探すのを見ているうちに
大変なことをしてしまったことに気づき・・・

benjy & barkingbird1.jpg

benjy & barking bird2.jpg

マーガレット・ブロイ・グレアム作 
わたなべてつた訳
1971年英語初版
出版:アリス館 http://www.junposha.co.jp/alice/

ベンジーってば、甘えん坊さん。
焼きもち焼くところがこれまたいじらしくて、かわいいのぅ。

かしこいベンジー、後悔したあとは行動派に大変身。
知恵をはたらかせてティリーを呼び戻すために奔走するのさ。

ベンジー、サラおばさんとなかよしになれてよかったね♪
posted by おふみ at 16:47| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

いっしょに遊ぼう【ベンジーとはずかしがりやのフィフィ】

耳が長くてしっぽのみじかいベンジーは
遊ぶのが大好きなちゃいろのいぬ。

おとなりのジョーンズさんのいぬ、フィフィともなかよし。
フィフィははずかしがりやで、とっても臆病だったので
いっしょに遊べるともだちはベンジーだけだった。

ある日、フィフィをドッグショーに出すことに決めたジョーンズさんは
なかよしのベンジーにもいっしょに来てもらうことに。
フィフィのスタイリングをしていて忘れ物に気づき、
ジョーンズさんはテーブルを離れてしまう。

ひとりぼっちで残され心細くなったフィフィは
後を追ってテーブルから落ちてしまい、パニックをおこし、
走り出してしまった。
ベンジーは一大事とばかりすぐ追いかけたのだが、
コンテストは中断、会場は大騒ぎになってしまい・・・

benjy & poodle1.jpg

benjy & poodle2.jpg

マーガレット・ブロイ・グレアム作 1988年英語初版
わたなべてつた訳
出版:アリス館 http://www.junposha.co.jp/alice/

みんな大好き「どろんこハリー」でおなじみ、
M.B.グレアムさんがお話も書いたベンジー・シリーズ。

おちゃめで愛らしいキャラクターは
ハリーとよく似てる♪
グレアムさんの絵は、いつ見ても、何を描いても
ほんとうにかわいらしくて、上品。

絵本のエンディングはもち!ハッピーエンド。
フィフィ、お友だちが増えてよかったね。
posted by おふみ at 15:00| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

枠からでておいで【フレーミー】

フレーミーをご存じの方は、ちいさなお子ちゃまがおいでかな?

NHK教育TVで放送中の
「ピタゴラスイッチ」の中に登場するワンコなのだ。
名のとおり、大小とりまぜた四角い枠(フレーム)で
できているワンコなのさ。
真っ白な画面に黒い線の四角がいくつも浮かびあがり、
すす〜っと組み合わさると、ほッほーい、フレーミーのできあがり。

とことこと歩く姿もかわいらしい。
お話もほのぼのしていて、ちょっと不思議な世界。
これはまさしく絵本そのもの。

やわらかいトーンのナレーションは井上順さん。
ちょっとおとぼけキャラのフレーミーと
なんだかぴったり!キャスティングうまし。

つーか、絵本が出てたのだ、知らなかったのだ。
TVのフレーミーも面白いけど
本のフレーミーもこれまたグー。

フレーミー、いっしょに散歩に行かない?

pythagora framy.jpg

作:ユーフラテス+うちのますみ
出版:ポプラ社 http://www.poplar.co.jp/

『ピタゴラスイッチ』
教育テレビ 水曜日 午前 10:30〜10:45
[再放送] 火曜日 午前 9:15〜9:30/土曜日 午後 5:25〜5:40
http://www.nhk.or.jp/kids/program/pitagora.html

四角や三角、丸だけで動物のカタチを描くエド・エンバリーさんも
フレーミーのファンになっちゃうかも。

posted by おふみ at 16:16| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

マーシャ・ブラウン【あおい やまいぬ】

はらぺこのやまいぬ、
食べ物がほしくて町へおりてきた。
ところが、まちのいぬたちにおいかけられ、
いのちからがら逃げ込んだ先が染物屋。

あいいろのカメの中に飛び込んで難をのがれたやまいぬ。
一昼夜ひそむ間、
あざやかなあおい色にからだが染まっていた。

もりへもどったやまいぬは
自分のあおい姿に驚くけものたちを見て、
『わたしは神が森へおくられた王さまである』と告げ、
調子に乗ってあれこれ命令しはじめたのだが・・・・

blue jackal.jpg

作・絵:マーシャ・ブラウン
訳:瀬田貞二
出版:瑞雲社

ややスモーキーなあおい色が印象的な木版画の絵本。
ざくざくとした固いエッジと、絵の具のかすれ加減がとっても好き。
あまりち密な表現がむかない技法だけに
大胆さを生かした構図はインパクトあるよね。
原画の刷りはもっとずっときれいなんだろうな〜。

お話は子供向けというより、
大人が読んでも深いテーマなり。

ごまかしはいつかばれるのさ。
posted by おふみ at 18:27| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月10日

B・ワイルドスミス【いぬとかりゅうど】

かりゅうどは農場でうまれたこいぬを1ぴき買って帰った。

りっぱなりょうけんにしようと、
いろいろなことを教え、
こいぬは卵を割らずにくわえることも、
投げられた棒をとってくることもできるようになった。

ある日、水鳥の狩りにでかけ
打ち落された鴨をとりにいったいぬは
くるしむ鴨を見て、とてもかわいそうになってしまう。
獲物を持って帰らなければいけないのだが
りょうけんは考えた末・・・・

hunter & his dog.jpg

文・絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:きくしまいくえ
出版:らくだ出版

頁をめくるたび、
宝石箱をひっくりかえしたような美しさが楽しめるのは
英国の大ベテラン絵本作家、
ブライアン・ワイルドスミス。

どんな色をつかっても、
ぜったいきれいな絵になるんだよね。
ふしぎだけど、うっとり。
色彩の神様が手に降りてきているのかな。

こころをいれかえるきっかけをつくるのは
同じ人間とはかぎらないんだ。

posted by おふみ at 18:44| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

ぴょんぴょん仕掛け絵本【POLO meets a Frog】

ものみな芽吹く春。
公園を散歩していたこいぬのポロは不思議な音を聞いた。

ケロケ〜ロ♪ ケロケ〜ロ♪

はじめてみるカエルにポロはびっくり。
カエルの動きがおもしろくてたまらない。
つかまえようとカエルにとびかかるのだが・・・・

polo meets frog.jpg

作 Mathew Price
絵 Emma Chichester Clark
出版 Mathew Price Limited UK

以前ブログに書いたエマ.C.クラークが絵を担当した仕掛け絵本。
矢印部分を動かすだけなんだけど、大人だって楽しいよん。
エマが描くワンコは、なんて愛らしいんだろ、大好きさ。

泳げるようになってよかったね、ポロ。
posted by おふみ at 18:17| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

うちのワンコが世界一【MY DOG'S THE WORLD'S BEST DOG】

ノートの端っこに落書きしたような
無邪気な線で描かれているんだけど、
その内容は飼い主さんなら思わずうなずくものばかり。

犬と暮らしていれば100%遭遇する
いたずら、トラブル、おとぼけのオンパレード。
『うちの子はこんなことしませんことよ』なんて云わせないよ?

でもね、『あぁ、犬と暮らしていてよかった』と思う
気持ちがほんわかするエピソードもちゃーんと描いてあるのさ。

world best dog.jpg

作・絵 SUZY BECKER
出版社 WORKMAN PUBLISHING
http://www.workman.com/

スージーが描くおとぼけ顔のワンコたち、
漫画家・坂田靖子さん描くワンコと、とっても似てる♪
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2007年04月06日

ワンコいとしや【こいぬのバーキス】

ミトンを描いてから2年、
クレアが選んだのはアメリカンコッカースパニエルの子犬。

ジェームズは9才の誕生日に、
おじさんからとてもすてきなプレゼントをもらった。
なまえはバーキス、コッカースパニエルの子犬だ。

よろこぶジェームズを見て
ねこ派の姉ルイ・ジーンが
「わたしにもバーキスと遊ばせて」と弟に頼むが
「いやだよ、おねえちゃんのねこと遊びたくても
 さわらせてくれないじゃないか」と断られる。

意固地になったルイは
かわいい新入りバーキスが外へ出ていってしまったのを
だまって見ていたのが・・・・・

barkis.jpg

絵:クレア・ターレー・ニューベリー
訳:劉優貴子
出版:講談社 翻訳絵本《クラシックセレクション》
http://www.kodansha.co.jp/

本物のコッカー以上にコッカーらしいといったら
アメコ・ファンシャーの飼い主さんに怒られるかもしれないけど、
いや、このかわいらしさはどうよ?

耳の毛の絹のようなやわらかさなんて
触れたくなるぐらい。
こいぬをそぅっとだきしめるジェームズの姿、
いとしさとせつなさがあふれていて、目頭が熱くなるなり。
posted by おふみ at 17:06| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月05日

ニャンコかわいや【こねこのミトン】

長く、長く愛されている絵本をご紹介。


もうすぐ6才になるリチャードは ねこがだいすきな おとこのこ。
おかあさんと市場へでかけた時
かわいいこねこが売られていて ひとめぼれ。

手袋のようなまぁるい足先 ミトンと名づけられたこねこは
リチャードいっしょに暮らすことに。

ある日、家に遊びにきた赤ちゃんに
しっぽを急にひっぱられ おどろいてしまったミトンは・・・・

mittens.jpg

絵:クレア・ターレー・ニューベリー
訳:劉優貴子
出版:講談社 翻訳絵本《クラシックセレクション》
http://www.kodansha.co.jp/

原本初版は1937年。
70才を迎える絵本だけど
ページをめくるたびにあふれる愛らしさに
時の翳りはみじんもみられず。

ニャンコかわいやのぅ。
posted by おふみ at 13:45| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

変身絵本【いぬのすべて】

とくにストーリーはない絵本なんだけど、
にぎやかで楽しいな。
世界のいぬと題して、お国ごとの衣装を着せたり
耳のかたちばっかり集めたり、しっぽばっかり描いてみたり。
いぬの職業、きらいなものや、すきなもの集めたり。

inu no subete1.jpg

ちなみに、『にほん』
狆にゲイシャ風の日本髪つけて、着物、ぽっくりまで、うはは。

作:サーラ・ファネッリ
出版:岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/

空想の中で犬のことをあれこれ思いめぐらすまま、
自由に遊んじゃったような絵はじつに愉快。
ところどころちりばめられたコラージュも
ちょっと無気味でかわいい。

この絵本、じつは犬に変身するのだ・・・
表紙の裏に折りたたまれているパーツを広げると・・・えいっ!

inu no subete2.jpg

いっしょにおさんぽ、いこか〜?
posted by おふみ at 16:55| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月23日

ここではないどこかへ【とてもかわったひげのねこ】

絵本は不思議。
ページをめくれば、ここではないどこかへ連れていってくれることがある。
絵本は楽しい。
こんなことできたらいいなってことがどんどんできちゃう。

これもそんな1冊。

女の子が釣りしている。
かかった、かかった、さかなじゃくてねこだよ。

とてもかわったねこで、
ひげをつかって、なわとびしたり、お花畑つくったり、絵をかいたりしちゃう。
おんなのことなかよく暮らしていたある日
ねこさらいに捕まり、サーカスに売り飛ばされてしまったねこは・・・・

higeneko.jpg

作・絵:ビル・シャルメッツ
訳:長谷川集平
福武書店刊

長新太ワールドに通じる、はちゃめちゃぶりがサイコー♪
モ〜この楽しさ、たまりませんな。もち、和訳もばっちり♪

もしも釣りをすることがあったら、ねこ、かからないかな〜。
posted by おふみ at 17:13| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月14日

ネコとイヌが出会ったら【とんでもないおいかけっこ】

紳士が連れたイヌと、ご婦人が連れたネコ。
曲り角でばったり会ってしまったから、さぁたいへん。
町中の人をまきこんで、ネコとイヌのおいかけっこがはじまった。

はしごをひっくりかえし、開いていたドアから家へはいると
キッチンをかけぬけ、テーブルをとびこえ、
ベッドからジャンプしてふたたび外へ。

ペンキ屋さんをひっくりかえし、、パン屋さんの窓をぶちやぶり・・・・・

the merry chase.jpg

作と絵:クレメント・ハード
訳:江國香織
出版:BL出版 http://www.blg.co.jp/blp/

しっちゃかめっちゃか、はちゃめちゃな
ネコとイヌのおいかけっこのさまが楽しいこと!

色数を多く使っているわけではないのに、とってもカラフル。
あか・あお・きの3原色を絶妙なバランスで
描いているクレメント・ハードの絵のうまさにつきますな。

原本初版は1941年なりよ。
いい絵は色あせないねぇ、訳もうまし。
posted by おふみ at 17:18| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

きみはきみのままでいいよ【すえっこおおかみ】

きもちのいい夏の朝。
おおきな灰色おおかみの父さんは
こどもたちがはらっぱで元気よく遊んでいるのをながめていた。

おやおや、ところが1ぴき見当たらない。
すえっこおおかみがたったひとりで木の影にかくれている。

どうしていっしょに遊ばないんだい?
やさしく問う父さんおおかみに、すえっこおおかみは答えた。

「ぼく・・・
 ブランキーにいちゃんみたいにまっすぐ転がれないんだ。
 アナねえちゃんみたいに早く走れないんだ。
 タイラーにいちゃんみたいに高く跳べないんだ。」

自信をなくし、しょげかえるすえっこおおかみ。
それを聞いたとうさんおおかみは・・・・

the littlest wolf.jpg

文:ラリー・デーン・ブリマー
絵:ホセ・アルエゴ&アリアンヌ・デューイ
訳:まさきるりこ
出版:あすなろ書房 
http://www.asunaroshobo.co.jp/home/index.html

いまできなくたって、かまやしない。
精いっぱいがんばってることは、ちゃーんと知ってるよ。
もっともっとおおきくなって
いつかきっと、できる日がくる。

小さな子どもは、ささいなことが大問題。
子どもの不安な気持ちをくみとり、支え、励ますことのできる
すばらしい父さんが勇気をくれる1冊。
posted by おふみ at 17:17| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

【どうぶつに ふくをきせては いけません】

タイトル見て大笑い、思わず購入の1冊。

動物に服を着せたりしたらどうなっちゃうのか。
ほら見てごらん、とんでもないことばっかりだよ、と
正々堂々と解いてくれるから
ますますもっておもしろい。

animals wear clothing.jpg

文:ジュディ・バレット
画:ロン・バレット
訳:ふしみ みさを
出版:朔北社 http://www.sakuhokusha.co.jp

え? わたくし?
動物に服なんて着せてませんとも、えぇ。
ちょっと毛深くて、お尻の大きな娘ざますの、おーっほっほ。

posted by おふみ at 16:32| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

忘れられない出会い【The Stray Dog】

週末キャンプ場へでかけた、なかよし家族。
バーベキューの準備をしていると
茂みの影から、1頭の犬がジッと見ているのに気がついた。

ひとなつっこい犬はこどもたちに「ウィリー」と名付けられ
楽しい時間を一緒に過ごしたけど
飼い主がいるかもしれないから、とウィリーと別れて帰路についた。

翌日からだれも口には出さないけれど、
ウィリーのことが気になって気になってしかたがない。
たった1頭の犬が、みんなの心に住みついてしまったのだ。

翌週末、ふたたびいそいそとキャンプ場へ出かけた家族が見たのは
網を持った男の人に追いかけられているウィリーだった。
こどもたちはたまらず後を追いかけ・・・・

stray dog.jpg

http://www.harpercollinschildrens.com/harperchildrens/

シックな色使いであたたかな絵本を描いたのはマーク・シーモント。
『のら犬ウィリー』という題で日本語版が
あすなろ書房から出ているなり。
http://www.asunaroshobo.co.jp/home/index.html

忘れられない出会いってある。
会った時の時間の長さではないんだよね。
強くはっきりと刻み込まれるなにかがあるんだよね。

ウィリー、よかったね!
posted by おふみ at 13:36| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

ふたりはなかよし【スクヌードルとサム】

ダックスフントのスクヌードルと
虎模様のネコのサム。
ふたりは大のなかよし、散歩もいっしょ。ごはんもいっしょ。

まじめで気のいいスクヌードルは
おちゃめでいたずら好きなサムによくからかわれてる。
でもね、お互い困った時には真っ先に助け合うのさ。

schnoodle & sam.jpg

ナイスボケとツッコミキャラ、漫才コンビを見ているような
オチのあるコマ漫画を描いたのはエリック・ガーニー。

台詞は一言もないんだけど、最後まで笑わせてくれること請け合い。
絵は万国共通の言葉だからね。

古本海ねこにて購入。http://www.umi-neko.com/index.html
続編があったら読みたいにゃ〜。
posted by おふみ at 21:26| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

みんなうちのこ【100ぴきのいぬ 100のなまえ】

最初は1ぴき。
やがて2ひき、3びきとふえてゆき、
とうとう100ぴきのいぬと暮らすことになったレディのおはなし。

食事のお皿は100まい。
ブラッシングは10回ずつしても1000回。
100ぴきと遊んで、100ぴきとお話して、毎日がてんてこまい。

でもね、どのページをめくっても
レディの表情はしあわせでほころんでる。

100dogs.jpg

作・絵/チンルン・リー 訳/きたやまようこ
出版/フレーベル館 http://www.froebel-kan.co.jp/

あたたかな色調の絵がおはなしにぴったり。
一見無造作に見える線も
犬の特徴をよくとらえていて、どのこも愛らしい。

ワンコ1ぴきと暮らしていたって楽しいのに
100ぴきいたらどうなっちゃうんだろう?

答えは訳者のきたやまさんがカバーの袖に書かれていた。

『100ぴきのいぬとくらすことって
 かんがえたことがありますか?
 愛が100ぶんの1になるんじゃなくて
 100ばいになるの!』

原題は「The Very Rich Lady and Her One Hundred Dogs」
実話がモデルとなっているそうで。
・・・ベリーリッチ、そりゃそーだわな。
posted by おふみ at 21:58| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

エチケットはおしゃれに【Don't Pet a Pooch】

淡いピンクの装丁があらま〜、なんておしゃれな本ざましょ。
副題は『Etiquette for Dogs and Their People』。

人間と暮らすうえでワンコに必要なエチケットとマナーが
さまざまなオケージョンごとに112項目書かれている。

書かれている項目は
犬にとってはおお真面目ものなんだけど
人間から読むとクスッと笑える
ちょっとおすまし、洒落た内容ばかり。

ディナーの席につく前は口ひげをきれいにして、
ピンとひっぱって、という文章には
鏡を見て身だしなみを整えるワンコのイラストが描かれていたり。

don't pet a pooch.jpg

http://www.bowtiepress.com

装丁もマナーブックらしい上品な色使いでステキざます。
遊ぶモノほど真剣につくるのがアメリカ人は本当にうまい。
本づくりに余裕が感じられる1冊なり。
posted by おふみ at 17:52| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

クリフォードがやってきた【3】

クリフォードがまたまたわが家にやってきた。

消防車より赤いボディが彼のトレードマークなんだけど、
今度のクリフォードは、好きな色に変えられちゃうのさ。
だって、ぬり絵なんだもんね。

clifford nurie.jpg

へっへっへ♪ 昨年秋にハンナママさんからいただいたアメリカ土産なり。
ハンナママさん、Thanks a looooooot!

クリフォードって赤以外のカラーはなにが似合うかな。
元気なビタミンカラーがぴったりかも。
posted by おふみ at 21:50| Comment(1) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

いつまでもいっしょ【さとうねずみのケーキ】

2006年、絵本ご紹介のトリを飾るのは
『どろんこハリー』『うみべのハリー』などでおなじみ、
ジーン・ジオン&マーガレット・ブロイ・グレアム夫妻。

今回の主人公は王さまのお城で働くコックみならいのトム。
ケーキづくりがとっても上手なのに、みならいなので毎日皿洗いばかり。
そんなトムのともだちは、かしこいしろねずみのティナ。

誰もいなくなったお城のキッチンで
トムはティナに大好物のケーキをつくってあげ、
ティナはトムが教えてくれる芸を次々におぼえ、ふたりだけの
楽しい時間をすごしていた。

ある日、新しい料理長を決めるための
ケーキコンテストに、トムも参加することになった。
夜どおしかけてできあがったのは
しろざとうのねずみでかざられたすばらしいケーキ。
いよいよ王さまとお妃さまの審査がはじまり・・・・

sugar mouse cake.jpg

わたなべしげお訳 
アリス館http://www.junposha.co.jp/alice

気がやさしくてイヤと言えないトム。
ケーキのかざりに扮したティナの行方は・・・・
モ〜、はらはらしながら読んじゃったよ。

M・B・グレアムが描くと、人も動物もほんとうに愛らしい。
犬のハリーがかわいいのではなくて、
彼女の絵そのものがかわいらしいのだ。
そのかわいらしさは、J・ジオンが紡ぐお話にこれ以上ないほど
ぴったり合っている。

黒い描線を彩るピンクとブルーも、
お菓子の甘い雰囲気をよくつたえていて、あらら、お腹がグ〜・・・。

この絵本の翻訳をされた、わたなべしげおさんが今年11月虹の橋へ旅立った。
生涯てがけた絵本や児童書は800冊にものぼる児童文学の第一人者だった。
『どろんこハリー』ももちろんわたなべさんの名訳だ。

どれほどの人達が、わたなべさんが携わった本を友にしたことだろう。
わたなべさんの名前に気がつかなくてもね。
『さとうねずみのケーキ』の翻訳が最後の仕事だったそうで。

日本は大きな図書館をまたひとつ失ったけれど、
わたなべさんはずっと私たちと一緒。
だって、いつまでも絵本とずっといっしょなんだから。
posted by おふみ at 16:03| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

聖夜に訪れたもの【くろうまブランキー】

おひゃくしょうの家に生まれたブランキー。
いじわるな主人に
はたらきどおしにはたらかされ、
とうとう道に倒れてしまった。

その夜はちょうどクリスマス。
サンタクロースがへたばっているブランキーを見つけ、
空からそうっとおりてくると・・・

kurouma branky.jpg

伊東三郎再話 堀内誠一画 福音館書店
《こどものとも》傑作集
http://www.fukuinkan.co.jp/index2.php

堀内誠一さんがはじめて描いた絵本【くろうまブランキー】。
なんてきれいな色なんだろう。
なにを食べれば、こんな色使いができるのかな。
彼の絵はいつもすごく洒落ていて、大好きな作家のひとり。

マガジンハウスの雑誌をはじめとするエディトリアルや
ポパイ、ブルータス、オリーブなどのロゴタイプ制作など、
アートディレクターとしての仕事もすばらしいが
やっぱりイラストレーターとしての彼が好き。

1987年に55歳で亡くなった堀内さん。
ずっと元気で、70、80、90歳になって描く絵を見たかったな。

Silent night! Holy night!
All is calm, all is bright
round yon virgin mother and child,
Holy infant so tender and mild,
sleep in Heavenly peace!
sleep in Heavenly peace!

よかったね、ブランキー。
posted by おふみ at 16:31| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

わんわん数え歌【DOGGIES】

犬の吠える声は、お国が変わると表現も変わる。

日本語で『ワンワン』は、英語で『BOWWOW』。
じゃあ、『くんくん』や『ウ〜ウォン』はなんていうのかな?
1頭、2頭と犬を数えながら
英語で犬の吠え声を学べる絵本がこれ。

counting & barking.jpg

by Sandra Boynton LITTLE SIMON BOOKS

ちょっととぼけたやつらの横に
並んでいるアルファベットを見ていると、ん〜なるほど、と
なんだか納得しちゃう響きばっかり。

WOOF!

...nnn...nnn...nnn...

Yap!Yap!

RUFF!RUFF!

Arf arf arf! Arf arf arf!

RROWFF!

RAOW RAOW RAOW!

Mrrroww!

AとFとOとRとWが多いにゃ。
ちなみに最後はニャンコの声、犬に吠えられフーーーーッ。
posted by おふみ at 14:36| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月16日

メルローズとクロック【ほほえみをさがしに】

犬のメルローズと小さなワニのクロックはとっても仲良し。

外はいいお天気なのに、メルローズはしょんぼり浮かない顔。
『どうかしたの?』心配になったクロックが声をかけると
メルローズはぽつりと答えた。

『・・・ぼく、ほほえみをなくしちゃったんだ』
『じゃあいっしょにさがしにいこうよ!』

ほほえみをさがしにふたりは出かけるのだが・・・・

find a smile.jpg

http://www.harpercollinschildrensbooks.co.uk

こわばった心もほろほろとほどけていくような
絵本を描いたのは エマ・C・クラーク。
やわらかな色調とあたたかな線で描かれる犬とワニは
ほんとうにかわいらしくて。

本作は「メルローズとクロック」シリーズの2作目。
じつに楽しみなシリーズと出会えてうれし。
日本語版もでているなりよ。

持つべきものは友。
posted by おふみ at 17:47| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

ヤッカリーノ大好き【BITTLE】

猫のNigel、
ネズミを追いかけるのと敷物での爪とぎが大好き。
犬のJulia、
おやつと骨と寝ることが大好き。

大きな黄色い家に暮らすふたりはとってもなかよし。
他にはなにもいらなかった。

ところがある日、家族に赤ちゃんが生まれて
家にやってきたから、さぁたいへん。
泣いたりおもちゃを投げたりするBITTLEの世話をやく
けなげなNigelとJulia。
彼女もだんだんなついていき、BITTLEが最初に覚えた言葉は・・・

yaccarino bittle.jpg

http://www.herperchildrens.com


やほ♪ 大好きなヤッカリーノの新作。
モ〜何度読み返しても、かわいいことこのうえなし!
彼の絵は明るくてあたたかくて、きらきらしてる。
絵の中にいつもおひさまがいるような感じとでも云えばいいのかな。

洋の東西問わず、泣く子にゃ勝てないってか。
posted by おふみ at 16:25| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする