2008年11月14日

パッパシルズの秘伝レシピ番犬【Shivers】

ドラッグストアはすてき!
楽しいものが店中あふれているんだもの。
街中みんながパッパシルズ・ドラッグストアがお気に入り。

バターナッツ・バニラ・クランチ・レーズン・チョコレート・
レモン・メレンゲ・アイスクリームには
特製ソースをトッピングしてくれるし、
ほっぺたが落ちそうな甘いフィリングだってあるんだ。

でもね、なんといってもイチオシはスペシャルハンバーガー。
Mr.パッパシルズが夜通し仕込むんだけど
家族以外だれ一人として知らない門外不出の秘伝レシピ。

このレシピを守るには番犬が必要だ、と
Mr.パッパシルズは声も体も大きくなりそうな犬を
ペットショップで選んだ。

犬の名前はシヴァース。
昼も夜も吠えてるいるけど、恐がり屋でてんで役に立たず。
気立てがやさしく、ネコすら追いかけやしない。

ある朝、Mrが店へ出てみると
バターナッツ・バニラ・クランチ・レーズン・チョコレート・
レモン・メレンゲ・アイスクリームが床にぶちまけられ
ハンバーガーの秘伝のソースが見当たらない!

翌朝にはまた別の品が無くなっている。

いったいだ誰の仕業なんだ?
店を開けられなくて困ったMr.パッパシルズは
警察に電話をしたのだが・・・・・

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Shivers
and the case of the secret hamburgers
作・絵:LISL WEIL 1967
出版社:HOUGHTON MIFFLIN COMPANY,BOSTON

大好きな作家、リスル・ウェイル。
鼻歌でもうたいながらペンを走らせたかのようで
あいかわらず絵がスンバラシ〜のよ。

ウェイルといい、ベーメルマンスといい、
こどもの絵本なのに、すごく洒落た絵を描くんだよね。

気立てのやさしい犬を選んだMrも
やっぱりやさしい人柄で・・・・
お店再開、ほんとうによかった。

バターナッツ・バニラ・クランチ・レーズン・チョコレート・
レモン・メレンゲ・アイスクリームをレーズン抜きで食べたいぞ♪

ハヴ・ア・ナイス・ウィーケン!
posted by おふみ at 12:22| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

いつまでもベビー【デイジーはおかあさん】

ブルテリアのデイジーは甘えん坊の女の子。
そんなデイジーがパピーを生んで
お母さんになった。

飼い主の家族にもベビーがいて
お家の中は犬と人間、ふたりのお母さんが
パピーとベビーの子守りと世話で大忙し。

デイジー達のパピーがおもちゃで遊べば
ベビーもおもちゃで遊ぶ。

ごはんだって散らかしながらの大騒ぎ。
ごはんの後、デイジーが2階へあがっていくと
パピーとベビーがみーんなついてきて・・・・・・

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作・絵:リサ・コッパー
訳:いわきとしゆき
出版社:アスラン書房 http://www.aslanshobo.com/


あらら、こんなかわいらしいブルテリは見たことないよ。
名前もキュートなデイジー、
『デイジーと赤ちゃんシリーズ』4作のうちの1冊。

リアルな描写なんだけど色使いやタッチがやさしいし、
描いているシチュエーションが
なんとも犬飼いのツボを心得ていて、ほほえましや。

お母さんになったのに
甘えん坊はかわらないんだね、デイジー。


posted by おふみ at 11:19| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

きみとおんなじ【just like you・・・・】

赤い巻き毛のジョニーはいつもはらぺこ。
茶色のダックスフントを飼っている。

サリーは黒髪で茶色の肌、お菓子を焼くのが大好きで
パピーを生んだばかりのめす犬と暮らしてる。

スケートとバスケットボールが大好きな青い目のダニーは黄色の髪、
足の速いダルメシアンが自慢。

ジョニーとサリーとダニーの犬、
足が長かったり短かったり、
ミックスだったり、まだら模様だったりするけれど、
みんなおんなじ犬。

いろいろな姿かたちをしていても、
さまざまな色をしていても、犬はみーんな犬なのさ。

さかなはさかな、ねこはねこであるように
ひとはひとなんだよ。

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【just like you・・・・】
作:Leonore Klein
絵:Audrey Walters
出版社:HARVEY HOUSE,INC. 1968

犬と猫の動物のモチーフにつられて買った1冊、
モ〜絵の愛らしさにノックダウンよん。

主人公のこども3人の髪や肌の色を
冒頭でわざわざ述べるのはなぜだろうと思い、
お話を読みすすめていくと
とってもたいせつなことが書いてある絵本なのでった。

色とか、かたちとかが違うことなんて気にしない、気にしない。
違ったからってそれがどうなの。
そんなものはなんの関係もないんだよ、ね?と。

差別、とか、区別ということを覚える前に
この絵本と出会えたこどもはしあわせ。
posted by おふみ at 09:56| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

ちいさなクロとちいさなシロ【BLACK and WHITE】

ちいさなクロと
ちいさなシロはとってもなかよし。

何をするにもいつもいっしょ、
日がな一日遊びどおし。

ある晴れた雪の日、まっしろな猫とおいかけっこ。
ちいさなシロが雪穴にすっぽり、あれれ、どこへいったのかな。

とっぷり日が暮れ、ベルベットのようにあたりは真っ黒。
そんな中、こんどは黒い猫をおっかけっこ。

家路についたふたり、深まりゆく闇につつまれ眠りにおちる。

ちいさなクロは夜のジャングルの中、
大きな黒いゾウ、木をゆらす白黒のサルを、
漆黒色のヒョウの夢を見て、鼻をくんくん。

ちいさなシロが夢見たのは雪と氷の世界。
白黒のアザラシが海を泳ぎ、
ホッキョクグマや、ホッキョクギツネがあらわれ・・・・

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【BLACK and WHITE】
Fun and frolics of a little black dog and a little white dog

作・絵:DAHLOV IPCAR 1963
出版社:BORZOI BOOK,Alfred A. Knopf,Inc


白と黒という色の美しさをあらためて見せてくれたのは
ダーロフ・イプカー。

主人公の犬クロとシロ以外に
登場してくる動物たちすべてが白黒で描かれている。

白と黒以外の色数をぐっとしぼることで
モノトーンを際立たせているのはさすがっす。
動物たちもみんな生き生きしていて、息遣いや声が聞こえてきそう。

お話を読む、というより
愛らしいクロとシロとともに
イプカーが描く絵の世界をひたすら楽しむ絵本。

犬好き&動物好きにはモ〜たまりませんって。
posted by おふみ at 11:38| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月16日

すばらしき番犬たち【Mr.and Mrs.Button's Wonderful Watchdogs】

ボタン夫妻の家は陽あたりのいい坂道の上、
花でいっぱいの庭の中にあった。
夫妻は黒のダックス、シルヴィアと
2匹の猫サンフラワーとサディーとの5人で暮らしていた。

「どうやら村に泥棒がずっといるようなんだ」
朝食の席でボタン氏がきりだすと
「まぁ、あなた・・・・
 シルヴィアじゃ番犬にならないし、猫は頼りにならないし」と
ボタン夫人は困った顔。

「よし、ここはひとつ本物の番犬を飼おうじゃないか」

ボタン夫妻はウォッチドッグ・ケンネルへでかけ、
サヴェージという名のボクサーを引き取った。
意欲満々のサヴェージ、番犬の仕事開始早々
なじみの牛乳屋さんを泥棒とまちがえるミスをしてしまった。

それならば、と、ボタン夫妻はハウリング・ケンネルへでかけ
フューリィという名のジャーマンシェパードをあらたに引き取った。
ところがフューリィは洗濯屋さんを泥棒とまちがえてしまう。

ボタン夫妻は別のケンネルからファイアイーターという名のドーベルマンを、
またまた別のケンネルからはモンスターという名の
アイリッシュウルフハウンドを引き取ることに。

モンスターが来た次の週、真夜中にボタン家のドアがそっと開き
一人の男が音をたてずに入ってきた。
「しめしめ、番犬もいなさそうだし警報装置もないな」

犬達はそろって頭をあげ、スンスンと男のにおいを嗅ぎ、確信した。
本物の泥棒だっ!
猫たちも加わり、7頭がいっせいに泥棒にとびかかると・・・・

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作:JANICE BRUSTLEIN
絵:ROGER DUVOISIN
出版:Lothrop.Lee & Shepard Company,New York 1978


次から次へと番犬デカワンを迎えるボタン夫妻、
んモ〜、うらやましいぞ!

それにしても犬舎名がわかりやすいっつーか、おかしすぎ。
だって直訳したら
『番犬犬舎』『遠吠え犬舎』『どう猛犬舎』だよ?うははっ。
犬の名前もこれまたしかり。

どんな強面系デカワンも
ロジャー・デュボアザンの手にかかれば、あららなんとも愛らしい犬達に。
いつ見ても洒落た絵を描くひとだなぁ。
ファンやコレクターが多いのもうなづける。

ちょっとおっちょこちょいだけど
とっても頼れるすばらしい番犬たち。

泥棒はボタン家に二度と近寄りませんでしたとさ。
posted by おふみ at 11:15| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

3年寝太郎大食い犬【いぬのオヤスミ だいかつやく】

ある国に、ねずみがたくさんいる小さな町があった。

その町に住むヘルマンさんのところに
1年ほど前から2匹の犬が住んでいた。

1匹はクロ、優秀な番犬。
1匹はオヤスミ、一日中ねむってばかりの犬。
ごはんもおやつもいねむりしなが食べるしまつ。

よく食べ、よくねるオヤスミはどんどん大きくなって
ごはん代に困ったヘルマンさん、
町の人々から残りごはんをもらわなければならないほどだった。

食べた分だけ、ねむった分だけ大きくなるオヤスミは
町の人からあいそをつかれ、とうとう残りごはんをもらえなくなった。

そんな時、
町のたくさんのねずみがいたずらをはじめ
困った市長はヘルマンさんをたずね
ねずみ番を頼むのだが・・・・・

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ヨーロッパ創作シリーズ2【いぬのオヤスミ だいかつやく】
作:クルト・バウマン
絵:ラルフ・ステッドマン
訳:ながはまひろし
出版社:佑学社 1984


大食いで、寝てばかりの犬 オヤスミ。
クリフォード並みにでっかくなっちまってさ(笑)

一見なんの役に立たないように見られても
やる時ぁやるぜ!と、胸のすくような大活躍を
きっちり1回だけしてくれるのが、いや〜愉快痛快。

オヤスミ大仕事の影の立て役者クロも
いい味出してるんだな。

みんなみんな、ちゃーんとたいせつな仕事があるのさ。
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2008年09月30日

ゆかいな犬の物語【PRIHODY MAXIPSA FIKA】

ある家族のところへもらわれてきた子犬。

大きくなるにつれ、
いろんなことにチャレンジ&騒動をおこし、
というような短編が7話おさめられている。

と、思われ・・・・・

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作:Rudolf Cechura
絵:Jiri Salamoun
出版社:Albatoros/Praha
http://www.albatros.cz


思われ、と書いたのには訳がある。

・・・・・・えーっとね、何語の本かな〜っと(殴)
たぶんチェコ語かな、
出版社名の後にプラハと記されているし。

なんともおやじくさい表情の犬に
長新太さんに通じるおかしさを感じて、つい、ね。
いいのだ、絵は世界共通の言葉なのだ。

絵を見ているだけで
めっちゃゆかいな気分になれるなら、それでいいのだ。

絵本を買う時って、『絵』最優先主義だぜ(開き直り)

*アルファベット表記は正確ではありません。
 小さな「v」とか「´」とかが抜けております
 モ〜しわけない。
posted by おふみ at 11:02| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

犬猿の仲じゃないよ【おさるのジョージ こいぬをかう】

知りたがりやのひとまねこざる、ジョージ。
なかよしの黄色い帽子のおじさんと散歩をしていて
迷子のこねこを見つけた。

おさないこねこを放ってはおけず、
ふたりは動物センターにあずけることにした。

センターの所長さんは「こいぬが1匹見当たらなくなって」と
ふたりを歓迎してくれながらも急いでドアをしめた。

動物センターにはじめて来たジョージは興味津々。
書類にサインしてくるからおとなしく待っていて、と
おじさんに言われても、無理な話。

こいぬの声がする方へいくと犬ばっかりの部屋があり、
たくさんの犬やかわいいこいぬにジョージは夢中。

こいぬを抱いてみたくなったジョージは
そっと扉を開けてしまい・・・・・

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【CURIOUS GEORGE AND THE PUPPIES】1998
原作:M.&H.A.レイ
制作:ヴァイパー・インタラクティブ
訳:福本友美子
出版社:岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/

安心して読めるロングセラー絵本、おさるのジョージ。

お話の多くはジョージのいたずらが発端で大騒ぎになるんだけど、
ちゃーんとおさまるところにおさまるんだよね。
さしずめ、鉄板(馬券か!)ハッピーエンド絵本ってところかな。

今回ももちろん、あぁ、よかった♪
ジョージ、こいぬの世話はきちんとね。

『ひとまねこざる』って名訳、うん。
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2008年09月18日

3つの教えを守った犬【PIPER】

パイパーは子犬の頃、お母さんから3つの教えをよく聞かされていた。


 ひとつ、飼い主となった人には従うこと。
 
 ひとつ、道を渡る時は左右をよく見ること。
 
 ひとつ、だれかが危ない時は助けること。


成長したパイパーの新しい飼い主はジョーンズさん。
恐ろしげな印象に心細くなったパイパーへお母さんはこう語りかけた。

 心配しなくてだいじょうぶよ。
 あなたに話した3つの教えを忘れないで、
 そうすればきっといい犬になれるし、
 私はいつもあなたを誇りに思っているから。

ジョーンズさんに言われたうさぎの世話を懸命にするパイパー。
やさしいパイパーとうさぎたちはなかよしになったけど
凶暴なジョーンズさんの気にさわり、
パイパーは仕事をとりあげられ粗末な小屋につながれてしまう。

毎夜レタスを食事代わりに運んできてくれる
うさぎたちのやさしさは心にしみる。
でも、とうとう耐えられなくなったパイパーは、
ある晩ロープを噛み切ってジョーンズさんのところから逃げ出した。

森を抜け、丘を越え、河をわたり、
ずっとずっと遠くの
大きな街にたどりついたパイパーが出会った人は・・・・

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作:Laura Cecil
絵:Emma Chichester Clark
出版社:Andersen Press
http://www.andersenpress.co.uk

以前ご紹介した犬とワニのなかよしコンビ
『メルローズとクロック』を描いたエマ.C.クラーク。

お話が変わってもやわらかいタッチはそのまんま。
シックで渋めな色調でも、暗く感じないのは
描き手のあたたかでやさしい人柄なんだろうな。

3つの教えを守ったパイパーには
ほんとうの飼い主さんとのめぐり会いが待っていたのさ♪
posted by おふみ at 11:17| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

しっぽフリフリ♪【Puppy's Tale】

古本屋で見て、ラブリーな表紙に即ジャケ買い。
楽しい話を予感させるタイポグラフィもかわいいったら。

破れているページがあったり、
よれて汚れているページもあるんだけど、
そんなコンディションの悪さもカバーする絵の魅力にあふれた1冊。

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編:NITA JONES
絵:DALE MAXEY
出版社:A RANDOM-HOUSE BOOK N.Y.1964

タイトルの『Tale』、しっぽの『Tail』とひっかけたのかな?

パピーが主人公のお話が3話おさめられていて、
お話のあいだには、
子犬の習性がシンプルにつづられている。

『パピーは疲れると昼寝するのが大好き。
 もちろん君のひざの上がいちばんお気に入りのベッドさ』だって!

うんうん♪わっかるぅ〜
posted by おふみ at 10:49| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

こころの処方箋【BLUE'S BROKEN HEART】

森のはずれに、『獣医師ドクタートーマス』と
看板をかかげる動物病院があった。

診察にやってくる動物たちは「先生」とは呼ばず、
だれもが「トーマス」と呼んでいた。
だってトーマス先生は動物たちみんなと大のなかよし、
ともだちだったからね。

ある日、ブルーという名のちいさな犬がトーマス先生を訪ねてきた。
トーマスは診察に大忙し、
さる、カンガルー、きりん、かば、ゾウ・・・
ひとりひとりにていねいに包帯をまき、注意することをやさしく話していく。

じぶんの番が来るまで、その様子をじっと見ていたブルー。

「さぁ、待たせてすまなかった。
 わたしにできることは何かあるかね?」

トーマスはずっと待っているブルーにとっくに気がついていた。

「ぼくも包帯が必要なんです」

そう話すブルー、見た目はどこにもケガをしている様子がない。

「どこが具合悪いのかな」

「ぼく、こころがケガして・・・・なにも感じられなくて。
 先生、ぼくのこころに包帯をまいてもらえませんか?」

「ふむ、こころは君の中にあるんだよ。
 なぜ傷めてしまったのかな?」

「ぼくのとってもなかよしのともだちが死んじゃったんです。
 それからずっとずっと、こころがシクシク痛くって・・・」

「よし、わかった。できるかぎりやってみよう。」

トーマスはブルーに包帯を巻きながらこう云った。

「こころのケガはね、
 治るのにたいそう時間がかかるものなんだ。
 毎日包帯をとりかえて、具合をみなくちゃならんからね」

こうしてトーマス先生のところに
しばらくいることになったブルーは・・・・

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作・絵:Jean Merrill and Ronni Solbert 1960
出版社:McGRAW-HILL BOOK COMPANY,INC


・・・・・うっ、うわぁぁぁぁ〜〜〜〜ん。
読み終えて涙がどっとあふれてきちまったじゃんか!

んモ〜、歳とるとあっちこっちゆるくなってきて、いけませんな。

いや本当にブルーとトーマス先生とのこころの交流がすばらしくて。
病気を治すのは薬だけではないんだよね。
ひさしぶりに「真心」って言葉を思い出させてくれた絵本だわん。

谷川俊太郎さんに訳してもらったら
もっと泣かされる絵本に仕上がるんだろうな〜。
あぁ、読んでみたいっ。

よかったね、ブルー。
これからはずっとトーマスと2人5脚だよ。
posted by おふみ at 11:40| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

ちいさな黄色いこいぬ【Biscuit】

ちいさな黄色いこいぬ、名前はビスケット。
飼い主の女の子との毎日は
びっくりすることや、たのしいことがたくさん。

『ひとりで読めるよ』絵本シリーズとして
1993年から2003年までに刊行されたものを
10話まとめたのがこの1冊。

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【Biscuit】STORYBOOK COLLECTION

作:Alyssa Satin Capucilli
絵:Pat Schories
出版社:HarperCollins Publishers
http://www.harpercollinschildrens.com

なにがいいかってね、
英語がすんごいよーっくわかる!(爆)

どのお話も犬を飼った経験のある人なら
うんうん、とうなづき、顔がほころぶものばかり。
すなおでのびやか、くせのない絵も
愛らしいBiscuitのキャラクターをよりいっそう引きたてているしね。

いぬってかわいいなって、しみじみ思える1冊なり。

それにしてもアメリカ絵本のワンコたち、
赤(クリフォード♪)とか黄色とか、
トレードマークカラーがちゃんとあるのがわかりやすい、うはは。
posted by おふみ at 16:01| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

いい子になる方法は?【HOW TO BE A GOOD DOG】

犬のボボは、愛するご主人
ミセス・バードヘッドと猫の3人暮し。

ある日「いい子ねボボ、おやつをあげるからいらっしゃい」と
ミセスに云われたんだけど
いい子でいるなんて、いたずらっこのボボにとっては無理難題。

おやつをもらえなかったダメ犬ボボ、
泣く泣くうちを追い出されてしまった。

いい子になるってどうすればいいんだろ?

ボボはわからなくってしょんぼり。
しょんぼりしたのはいっしょに暮らしていた猫もおんなじ。

なんとかボボを家に戻す方法ってないかな?と
考えて、ふと手にとったのが
『あなたの犬をいい子にしつける方法教えます』という本。

ミセス・バードヘッドがでかけたすきに
猫がボボの訓練をはじめたのだが・・・・・・

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【HOW TO BE A GOOD DOG】

作・絵:Gail Page 2006
出版社:Bloomsbury Children's Books
http://www.bloomsbury.com/

じわじわっとした手描きの文字が
絵のかわいらしさにぴったりマッチング。

とぼけた顔したおもろい奴、ボボ。
真剣になるほど笑いを取るタイプとでも云おうかしらん。

おもしろい犬は、飼い主もおもしろくって
ミセス・バードヘッドという名のとおり、
頭に鳥を乗っけているのであーる。

鳥頭婦人に、ダメ犬に、猫訓練士。
いーねいーね、愉快だね〜。

さぁ、訓練の成果やいかに?
ごほうびがもらえてよかったね、ボボ。

A good book for bad dogs(and the people who love them)!
posted by おふみ at 15:10| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

読んで聞ける【名犬ラッシー】

みんな知ってる、名犬ラッシー。

今日ご紹介するのは【ちびくろサンボ】とのカップリングで、
昭和39年、講談社から刊行された
カラー・フォノシート付き『世界の童話』に収録されたもの。

ただの絵本じゃないよ〜、
お話を録音したレコードが付いている、TALKING BOOKだよ。

昔懐かしソノシートは
セルロイド(かな?)の赤や青など単色だったけど、
カラー・フォノシートと銘打たれ、
カラー印刷が施されていて、ワクワク感アーップ。

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古本 海ねこにて購入
http://www.umi-neko.com/

カラー・フォノシートの朗読を担当する俳優さん、
キャストがこれまたすんばらしくて

【ラッシー】は、仲谷昇と岸田今日子、
【サンボ】は小池朝雄。

・・・うわっ、聞きてぇーース!
プレーヤー、ねぇッス、くぅ。


以下ちょいと余談・・・

原作のラッシー、じつは牝なんだけど
TVシリーズで何度も制作されているラッシーは牡で収録。

理由は牝より大柄で見栄えがすること、
ヒートがないからコートのコンディションがキープできること、
など、だそうで。
posted by おふみ at 10:36| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

ぼくは ぼくだけのもの【ミスタードッグ】

ぼくは いぬ。
いぬだけど ペットでもおもちゃでもないよ。

クリスピンである ぼくは
クリスピンである ぼくだけのもの。

だから名前は クリスピンのクリスピンっていうのさ。

さんぽにでかけたクリスピンのクリスピンは
釣りをしているおとこのこにであって聞かれた。

「きみは だれのいぬなの?」

「ぼくは ぼくだけの ぼく、クリスピンのクリスピン。
 そういう きみはだれなの?」

「ぼくはジミー。ぼくだって ぼくだけのものだよ」

「じゃあ きみは ジミーのジミーなんだね?」

意気投合したふたりは・・・・

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原題:MISTER DOG The Dog Who Belonged Himself
作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:ガース・ウィリアムズ
訳:木本 栄
出版:講談社 翻訳絵本クラシックセレクション
http://www.kodansha.co.jp/


昨日に続き、M・W・ブラウン。

マフィンシリーズとはうってかわって
なんだか禅問答を聞いているような不思議な気分。
じぶんはだれのもの?なんてふだんは考えないからね。

じぶんは だれのものでもなく、じぶんのもの。

う〜む、深ぃっす。

深いけど、
眉根にしわ寄せちゃうようなエンディングではないのはさすが。

パイプをくわえたクリスピンのクリスピン、
やわらかなタッチが見覚えあるな〜と思ってクレジットを確認したら
ローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原シリーズ』の
挿し絵を描いている、とあり。

絵のディテールって、忘れないもんなんだな。
posted by おふみ at 11:52| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

どんなおとが聞こえるのかな【うみべの おとの ほん】

こいぬのマフィンはとっても耳がいい。
どんなにちいさなおとだって、ききのがさない。

でも、うみにでかけたことのないマフィンは
うみってどんなおとがするのか知らなかった。

大きなセイルボートに乗ってうみへやってきたマフィン。
さあ、みみをすませて。
どんなおとがきこえてくるのかな。

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文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:レナード・ワイズガード
訳:江國香織
出版:ほるぷ出版 http://www.holp-pub.co.jp/

以前からご紹介している絵本の母、M.W.ブラウンの名作
こいぬのマフィンシリーズ。
ワイズガートの絵がさらにお話をひきたててスンばらしぃ〜の。

はじめて聞いた音、
いったいそれがなんの音なのか、
ありったけの想像力をめぐらしてみる。

どんなモノが
どんなコトしてる?

どきどきわくわく。

お金をかけなくても脳トレは楽しめるよ。

今年は牛熊、初泳ぎにチャレンジだーい。
posted by おふみ at 12:33| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

ホネまで愛して【BONZ】 inside-out!

がい骨とかドクロがおどろおどろしいものと
相場が決まっているわけではないらしい。

それが証拠に、こんなお茶目で愛くるしいがい骨、見たことないし。
背表紙のドクロなんて、
ゴーストバスターズのマークよりかわいいじゃん。

Show Biz をShow Bonz ともじったり。
話らしい話はないんだけど、
見開きごとが1幕のごきげんなミュージカルを見ているようで。

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作・絵:Byron Glaser & Sandra Higashi
出版:HARRY N. ABRAMS,INC, PUBLISHERS
http://www.abramsbooks.com

どこからめくっても愉快な1冊。
この底抜けな明るさ!さっすがアメリカ。

踊るがい骨くんたち、こちらでしっかり商品化もされており、
まさしくShow Biz、うははっ。
http://www.zolo.com/bonz.html
posted by おふみ at 11:15| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

のびのび げんき【いぬがいっぱい】

いぬのいろいろな姿が
とっても素直で愛らしい絵で描かれている
あかちゃん向けの絵本。

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さく:グレース・スカール
やく:やぶきみちこ
出版:福音館書店
http://www.fukuinkan.co.jp/

見開きごとに1頭ずつのわんこたち。

描きたいモノを大きくはっきり描こう、という
お絵描きの基本の『き』が
潔くすがすがしいぐらい。

ストーリーはないけど
どのページのわんこも生き生きしていてかわいいんだな〜。

オリジナル初版は1947年、60年前。
古っぽさはみじんもなく・・・いいものはずっといいね。
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2008年07月11日

おいらはすぶぬれ犬【Wet Dog!】

じいちゃんムク犬、あまりの暑さに玄関ポーチでぐったり。
ピンクの舌もだら〜んと出っぱなし。

どうにかして涼しくしないと、陽射しは強くなるばかり。

おや?どこからか水の匂いがするし・・・
ぴちゃぴち、ぽたぽたと音もする・・・

音のする方へ確かめに行くと
男の人がホースから水をたっぷり出して洗車中。

そぉっと近づいたじいちゃん犬、
冷たい水をたっぷりあびて、ずぶねれ。
やっとクールダウンできたうれしさのあまり
ついついしっぽをぶんぶん。

洗車していた男の人に
「シッシッ、あっちへ行け」と追いはらわれてしまったが
やっと涼しくなれて、ずぶぬれがうれしくってしかたがない。

もっと水浴びしたくなって
るんるんかけ足でとおりかかった家。
女の人が水をじゃぶじゃぶ、キッチンで洗い物中。

たまらずキッチンにダイブしてしまい・・・・

wetdog1.jpg

wetdog2.jpg

wetdog3.jpg

さく:Elise Broach
え:David Catrow
出版:PUFFIN BOOKS,Penguin Group


ずぶぬれになっちゃうのって、
なんか楽しいんだよね!

理由はうまくいえないんだけど、
笑いたくなっちゃうぐらい、うきうきしてきちゃうんだよね!

そんなじいちゃんムク犬の気持ちが
すみからすみまでいっぱいの1冊。

じいちゃん犬の表情もとっても豊か、そしてチャーミング。
こんなに水浴びが好きなんて、レトの血がはいっているにちがいない。

ずぶぬれで、訳もなくハッピー気分になっちゃうのは
ワンコだけではなさそうで、うはは。
posted by おふみ at 12:02| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

ほねのとりっこワンニャン対決【ねこはどこ?】

いっしょに飼われているいぬとねこ。
あるひふたりでほねのとりっこ。

へへん、これはぼくのだもんね。
ほねを勝ちとったいぬは大満足。

ひとねむりしているいぬのそばから
まんまとほねをとりあげたねこは・・・・

nekodoko1.jpg

nekodoko2.jpg

原題:FIND THE CAT 1973
作・絵:エレイン・バリモア
訳:ゆあさふみえ
出版:ほるぷ出版
http://www.holp-pub.co.jp/


巻頭に〜ねこのすきなひとたちへ〜とあるんだけど買っちゃった。

じわじわした線画がなんともいい味をだしてるんだもん。

タイトルに『ねこ』とあるにもかかわらず
意外にねこの登場シーン少なく、
ほねを隠したねこを探すいぬの方が多いぐらい。

そのいぬの姿もいったいどこにいるのか、
絵をよ〜く見ないとわからないように描かれているイラストがおもしろい。

ねこ、めっけ♪とか いぬ、ここじゃん♪とか
お話に関係なく絵1枚ごとに楽しめる1冊。


それにしても、ねむ・・・い。
ウィンブルドン男子シングル決勝、最後まで見届けたヒト、えらいっ!

・・・・・・ナッダーーーーーール♪

posted by おふみ at 13:18| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

雨はどうしてふるのかな【Rain and Hail】

雨も楽しく思えてくるような1冊はいかが?
原題は『あめとひょう』かな。

大好きなヘレン・ボートンがイラストを担当した
こども向けの理科絵本。

あめやひょうが降るわけが、
とてもやさしく、そしてわかりやすく文章で書かれている。
(・・・・英語のお勉強にもなる!)

その文章にあわせてヘレンのイラストが
リズム感あふれる構成で描かれている。

ともすれば無機質になりがちな理科話も
ヘレンの手にかかれば、あらら不思議、頁をおうごとに
どんどん引きこまれていくよ。

ほとんどがスミ1色なのに、筆のタッチを変えることで
雲の種類や風、山を描きわけているのはホントすんごい。

rain and hail1.jpg

rain and hail2.jpg

rain and hail3.jpg

【Rain and Hail】
Let's-Read-And-Find-Out Sience Book

by Franklyn M.Branley
Illustrated by Helen Borton
出版:Thomas Y.Crowell Company NY 1963

でもね、いちばん大きな魅力は絵の愛らしさにつきる♪
こんな絵本にたくさんふれたこどもは幸福。
posted by おふみ at 12:05| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

ころがる野郎達【ローラースケートだ!】

なかよしのワンコふたりが
ゴミ箱に捨てられているローラースケートを見つけた。

いっちょやってみよ♪と
ローラースケートをはいてみたものの
じつはふたりともまったくはじめて。

おっとっと!
足が勝手に開いていっちまうよ〜。

うわったった!
つかまってないと転ぶ〜。

ころころ、くるくる、楽しむどころじゃない。
慣れないローラースケートに
ころがされているワンコふたりは・・・・・

skates!1.jpg

skates!2.jpg

さく・え:エズラ・ジャック・キーツ
やく:さいおんじさちこ
出版:ほるぷ出版 http://www.holp-pub.co.jp/

以前ご紹介した『ぼくとおどりませんか』同様
ほとんど文章がなく、
ひたすら絵だけで構成されているんだけど
モ〜その面白いこと!

冒頭の絵本のあらましも
絵を見て勝手に書いちゃったもの(汗)

ワンコ達の動きや表情はもとより、
ローラースケートに散々な思いをさせられるワンコ達、
いったいどうなっちゃうのか、
最後までハラハラドキドキ、スピード感たっぷりなんだよね。

サイレントのショートショートアニメを見ている感じかな。

ストーリー展開をすべて絵で表現できちゃう画力のすごさ!

これぞ絵本の真骨頂。
posted by おふみ at 11:18| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

おいらは、しっぽコプター犬【CUPER】

犬のCUPER、ちょっとはらぺこ。
棚の上のクッキーがほしいな〜とじっと見ていた。

そこへなかよしのオウムがやって来て
「しっぽ回したら飛べるんじゃない?」と言う。

いっちょやってみよ、と
しっぽを回しはじめたCUPER。

ドラエモンのタケコプターよろしく
ぶるるる〜〜〜んと飛びはじめたではないか!

クッキーまでもう少し・・・・

cuper1.jpg

cuper2.jpg

【CUPER】perro volador
著:Monte Ganges / Emilio Unberuaga
出版:Combel Editorial


ごきげんなデザインの表紙につられちゃったよ。
このおおらかさ、楽しさ、いや〜愉快愉快。

口元のひげの加減からするとテリア系かシュナウザー系か?
クーパー? クペール?
名前の呼び方もいまいちわからず。
じ、じつはお話のあらすじも正しいのかちょいと不安。

・・・・・だってスペイン語なんだもん。

いやしかし、絵本で助かったよ。
頁をめくって絵を見ていけば、おおまかなお話はわかるからさ。

ビバ♪絵本
オーレ♪CUPER
posted by おふみ at 11:19| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

愛らしや【どうぶつのちびちゃん】

お話仕立てではないんだけど、
いろいろなどうぶつの赤ちゃんたちが
頁ごとにのびのびと描かれたロシア絵本。

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<ソビエトのこども絵本シリーズ>
さく・え:ラプチェフ
訳:おちあい かこ
出版:新読書社・ラードガ出版社

animal baby2.jpg

う〜む、このワンコ達、種類はなにかしらん(笑)
秋田犬のような、いや、なんだか狛犬ちっくな顔つきだ。

前にも書いたけれど、
ロシア、東欧の絵本は独特の雰囲気があってファンも多い。

印刷技術なら世界トップの日本、
真っ白な紙にクリアな発色のインクで印刷、
汚れ防止のコーティングばっちり!の
ピッカピカ絵本なんてすぐ作れちゃうけれど、
そんな絵本って、なぜか欲しいと思わないんだよね。

すこし昔やだいぶ昔に作られた絵本は
手作りのあたたかみとでもいえばいいのか、
がさがさした画用紙のような、ちょっと雑な紙に刷られた色にコクがあって、
いい味でてるんだよね〜。

いつまでもながめていたい。
にこにこ、ほっとする、ひととき。

この絵本もそんな1冊。
古本 海ねこにて購入。
http://www.umi-neko.com/
posted by おふみ at 11:56| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月30日

あっちこっち計ってみよう【MEASURING AT THE DOG SHOW】

犬のサイズの絵本かな?と思いきや買ってびっくり、
こども向けの算数の本なのである。

犬が大好きな女の子がママと一緒にドッグショーへ出かけ
犬のサイズを計ろうと、自分の手をものさしがわりにあててみるけど、
おとなとこどもでは手の大きさが違う。

ものを計るには、
計る基準となるものの大きさが同じでないと意味がない。
ドッグショーの中にある品をものさしがわりにして計ってみよ!

たとえば、缶詰をならべて計ってみると・・・
鼻からしっぽの先まで、茶色の大きな犬の長さは10缶。
白黒ブチの犬は7缶。
ほーら、大きさの違いがよくわかるね。

小さな犬はコームに変えて計ってみよう。
黒い毛の犬は6コームの長さ。
耳の立った毛の短い犬は3コームだよ。


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MATH IN OUR WROLD【MEASURING AT THE DOG SHOW】

作:Amy Rauen
絵:Lorin Walter
出版:Weekly Reader Publishing
ほかにも国語や算数のコンサルタントがきちんとスタッフとして
クレジットされている。

コンセプトがおもしろいじゃーん。
興味を持った時が、学ぶ時。
メジャーをあてて計るだけじゃぁつまらない!と
アイディアが効いてるんだな。

この本以外にも子どもが大好きなテーマで
楽しげなシリーズがズラリ。

ものさしはひとつじゃない。

posted by おふみ at 11:22| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

早くおかえり【まいごのチロ】

かっちゃんの愛犬はちろ。
ふたりはとってもなかよし。

かっちゃんのおうちは八百屋さん。
おとうさんと一緒におつかいにいっておいで、と
かっちゃんはちろをトラックの荷台に乗せた。

車に乗るのがはじめてのちろは
不安でたまらない。

トラックが走りだすと、
大好きなかっちゃんがどんどん遠くになっていく。
ますます不安になったちろは
トラックが止まった時に荷台からおりてしまう。

信号で止まっただけだったトラック、
おとうさんはちろが降りたのを知らずに走りだしてしまう。

見知らぬ場所にひとり残されたちろは・・・


maigo no chiro1.jpg

maigo no chiro.jpg

月刊予約絵本「こどものとも」108号
まいごのちろ 1965年
さく・え:中谷千代子
出版:福音館書店

古本 海ねこにて購入 http://www.umi-neko.com

40年以上前の出版なのに、
長い時間を経た色褪せた印象はまったくなくて
たいせつにされていた絵本なんだな。

さまようちろの心細さがせつないこと。
かっちゃんのもとへ帰ろうと、必死に帰り道をさがすちろ。

ちろを待つかっちゃんも
心配で心配で胸がつぶれそうな思いで待っている。

無事に帰れるかどうか、
ページをめくりながらドキドキしちゃったよ。

モ〜勝手に離れたらだめだよ、ちろ。
posted by おふみ at 11:19| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

頼りにしてるよ、相棒【バックルさんとめいけんグロリア】

バックルさんは、安全メモをつくるのが得意な
まちのおまわりさん。

安全メモは、まちのみんなが事故をおこさないよう
考えたみじかい注意書き。

バックルさんはこのメモをもって
小学校でおこなわれる安全教室で読み上げているんだけど
こどもたちはみんな飽き飽きしてしまっていた。

ある日、グロリアという名の警察犬が
バックルさんのところにやってきた。

グロリアも一緒に安全教室に連れていくと
いつもはつまらなそうにしているこどもたち、
舞台の上に注目、きちんとバックルさんの話を聞いているではないか?!

ふりかえってグロリアを見るとちゃんと座っている。
不思議に思ったバックルさんは・・・・

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buckle & gloria2.jpg

文・絵:ペギー・ラスマン
訳:ひがしはるみ
出版社:徳間書店


シェパードって
先入観念いや、固定観念で見られてしまうことが
とても多い犬種なのではないかな。
コワッ、とか、デカッ、とか。

今日ご紹介のグロリアは
そんなもんブっ飛ばしてくれそうなぐらい
メッチャかわいらしい警察犬。

いやはや、芸達者なお笑い系シェパ、グロリアのけなげさに泣けたよ。
まるでお笑いコンビのような相棒だね。

わが町にもバックルさんとグロリアがいてくれたら
とっても安心。
posted by おふみ at 10:47| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

カールおじさんの宝石箱【Eric Carle's ANIMALS ANIMALS】

ロングセラー絵本『はらぺこあおむし』の作者、
エリック・カールさん描く動物達は
画面からはみ出しそうな勢いで大きく描いてあるのが大好き。

宝石箱をぶちまけちゃったみたいな
あざやかで、いきいきした色使いは本当に元気が出てくるね。
命のまぶしさが、きらきら輝いているよう。

eric carle animals.jpg

絵:Eric Carle
出版:PUFFIN BOKS by Penguin Group

なななんとうれしいことに、カールおじさんの個展が開催されるなり。
絵本の原画、見て損はなし、すんばらすぃ〜よん♪
GWは魔術にかかりに銀座へいこ。

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『絵本の魔術師 エリック・カール展』

会期:松屋銀座 8階大催場

会場:4月29日(火)〜5月12日(月) 10:00〜20:00
   (最終日は17:00閉場・入場は閉場の30分前まで)

入場料:一般1000円 大高生700円 中学生以下無料

問合わせ先:03-3567-1211

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銀座はちと遠いの〜という方々には
全国巡回予定というのもこれまたうれし。

2008年9月19日〜11月3日 島根県立美術館

2008年11月29日〜12月28日 美術館「えき」KYOTO

2009年4月3日〜5月6日 横浜・そごう美術館

2009年5月13日〜5月25日 大丸札幌店
posted by おふみ at 11:25| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

わんこ多すぎ!【Too Many Dogs】

庭でバーベキューの準備をはじめると
じゅぅじゅぅ、くんくん、ステーキやソーセージのいい匂いが
あたりにただよいはじめた。
それを嗅ぎつけて、大きな犬1頭が庭にやってきたよ。

大きな犬は人がいないのをいいことに、ステーキをぱくり。


too many dogs2.jpg


そこへもっと大きな犬がやってきて一緒にもぐもぐ。


too many dogs3.jpg


さらにもっともっと大きな犬がやってきた。
すると今度は小さな犬、もっと小さな犬も続々集まって、
庭はありとあらゆる大きさの犬だらけ。

みんなでバーベキューを食べはじめてしまい
すごい騒ぎになっちゃって・・・


too many dogs1.jpg

文:Lori Haskins
絵:Joe Mathieu
出版社:Random House Children's Book
http://www.randomhouse.com/kids/books/step/books/index.html


こどもがことばを覚えるためのStep Into Readingシリーズ、
一番はじめ「ステップ1:保育園〜幼稚園クラス」の1冊だから
英語がメッチャわかりやすいったら(爆)

たとえ英語の一文がなくても絵で十分。
いやいや、読み書きがおぼつかないからこそ
絵でしっかりお話がわかるように描かれているんだね。

中学の英語もこのぐらいから始めてくれれば楽しいのにな〜、
あ、幼すぎ?

犬種の描き分けもうまいし、リアルかわいい。
いろんな仕草も犬そのもの。

話のオチもきちんとあって、あなどれませんナ。
posted by おふみ at 11:18| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

おめかし大好き【MacGregor Was a Dog】

マクレガーはちょっと変わった犬。
ダチョウになれたらすてきだなって、ずっと思ってた。

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ある日粗大ゴミの中にダチョウのスーツを発見!
すてきなピンク色に胸がわくわく、
マクレガーったら、すっぽりかぶって着てしまった。

macgregor3.jpg

ピンクのダチョウスーツでめかしこんだマクレガーが
公園を散歩していると1台のトラックがそばに止まる。
トラックからおりてきた男たち、
いきなりマクレガーを捕まえ、ぐるぐる巻きにしばりあげると・・・


macgregor1.jpg

作:Diane Redfield Massie 1965
出版:Parents' Magazine Press

なんてあざやか、澄んだきれいなピンクなんだろう!と
第一印象は色の美しさにひかれた絵本。

もちろんお話も、
色に負けず劣らずおもしろくって。
とぼけた味の絵もバツグンにいいね〜。

タイトルに『犬』とあるのに
表紙の動物、犬には見えないし、うはは。

やっぱり犬なら、犬の姿が落ちつくね?マクレガー。

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乗鞍雪オフ会に参加のみなさま、道中気をつけて
楽しんできてくださいまし!

明後日からセクスィ〜部長♪
うひっ。
posted by おふみ at 13:20| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

この骨ボクのもの【Pudding's Wonderful Bone】

子犬のプディング、
大好きなお母さん犬と6頭の兄妹たちと一緒に
幸せいっぱいの家庭で暮らしていた。

ごはんも、昼寝も、遊ぶのも
なにをするのも、兄妹みんないっしょ。

ある日みんなと遊んでいる時、
プディングの鼻にいい匂いがしてきた。
匂いの元をたどっていくと
いままで見たこともないような、どデカイ骨を発見!

いやっほぅ、すごいや♪


puddings bone1.jpg

puddings bone2.jpg

これはボクが見つけたんだ、ボクのものさ。
絶対誰にもやらないぞ!あっちへいけよ。

よってくる兄妹たちにそう言うと
プディングは骨をくわえて立ち去った。

ボクのだいじな骨、いったいどうやったら
誰にも取られずにすむかしら?
考えたあげくプディングは・・・・

puddings bone3.jpg

作:LISL WEIL リスル・ウェイル 1956
出版社:THOMAS Y. CROWELL COMPANY


昨日に引き続きリスル・ウェイルの絵本。

ものすごく簡単(そうに見える)線で
ささっと描かれている子犬たち、
表情の描き分けがすんばらし〜のよ。

得意な顔、困った顔、悲しい顔、うれしい顔、
どれを見てもかわいくって。

おいしいものはみんなで一緒、よかったねプディング。

垂れ耳ワンコはラブリー♪
posted by おふみ at 11:02| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

子犬の世話ABC教えます【AlphaBet of puppy Care】

いろいろな形、いろいろなサイズがある犬。
愛情たっぷり、見下すことなく、世話をしたなら
とってもすてきな親友になるよ。

犬はかしこいから、君がどうしたいかなんてすぐわかっちゃうし。
ね、犬と一緒って楽しいでしょ?

puppy ABC1.jpg


まず子犬をどこから迎えればいいか、についてだけど・・・

A adopting
B bark, bath
C chew, coat・・・

puppy ABC2.jpg

作:LISL WEIL リスル・ウェイル 1968
出版社:Abelard-Schuman

大好きな作家のひとり、リスル・ウェイルをご紹介。

まるで鼻唄でも唄いながら、ノートのはしっこにでも
いたずら描きしちゃったみたいなイラストの楽しいこと!

上手な絵に感じさせないように見せて、
どっこい実はめちゃくちゃ絵がうまい人なのさ。

絵はユーモアたっぷりだけど、話はきちんとシリアス。

犬はおもちゃじゃないから、と冒頭できちんと諭し、
犬を飼ううえで大切なことを
アルファベットのABC順に綴っている絵本。

最後の頁、締めくくりが泣かせるぜ。


「アルファベットはここで終わり、
 
 でもここからが君と犬とのすばらしい絆を築くはじまりなんだよ。
 
 だいじに世話をすれば、かけがえのない喜びと幸せを

 愛しい四つ足は惜し気もなく与えてくれるからさ!」


この本を読んだ子供は
きっと素晴らしい飼い主になるな、うん。

posted by おふみ at 11:02| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月18日

なにがうまれるのかな【なんだこりゃ たまご】

南の島の王子と姫に・・・・

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ある日こうのとりがひとつのたまごを見つけた。

くちばしでつついても、
カバがたまごの上にねっころがっても
ライオンがかぶりついても
チンパンジーが枝でぶったたいても

たまごはひびも入らない。

ぞうや、しまうまや、へびも、
ぜんぜんたまごを割ることができない。

「いったい こりゃ なんのたまごなんだ?」

どうぶつたちがあきれて見ていると
たまごがパリパリっと割れはじめ・・・・

tamago1.jpg

作:ジェラルド・ローズ
訳:若木ひとみ
出版社:ほるぷ出版
http://www.holp-pub.co.jp/

tamago2.jpg

頁をめくるたびに
みどり豊かなジャングルの中、いろいろな動物がでてきて楽しいね〜。

なんとかたまごを割ろうと
アレコレ努力?する動物達のおかしいこと!
ついムキになっちゃうのって、うんうん、わかるわかる。

鮮やかで伸びやかな水彩で描かれた動物たちは
ちょっとリアル、とってもキュート。

たまごからうまれた動物は・・・!
posted by おふみ at 11:10| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

はるを見た熊【THE BEAR WHO SAW THE SPRING】

とある春、
ルイスという名のまだ幼くちいさな1頭の子犬が
森の中、石の上にぽつんとすわっていた。

なにか気配がないか
ルイスは鼻面をあげ、くんくんしてみても、
なにも匂わず、なにも見えてはこなかった。

いつもと変わらず石の上にすわっていると
茶色の動物が近づいてきて、ルイスに話しかけた

『やあ、ぼく、熊だよ』。

『はじめまして、えぇと、あなたは犬だったの?』

熊は丸太に腰をおろし、こう続けた

『いいや、犬よりずっと大きいだろう、
 それに荒々しいし、毛深いだろう。』

『うん、声もすごく低いね』

『グルルと唸るし吠えることだってできるさ。
 君より年上だから、遠いところから旅をしてきてるし
 春の前はどんな季節なのかも知っているさ』

『ぼく、まだ小さくって知らないことばかり。
 春ってどんなものなのか教えてくれませんか?』

bear spring1.jpg

作:KARLA KASKIN 1961
出版社:HARPER & ROW,PUBLISHERS

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森の中でであった子犬と熊。
なかよく寄り添いながら、
熊が季節ごとのすばらしさを子犬にひとつひとつ教えていく。
まるで親子のようにね。

のびのびと四季を堪能する。
それだけのことがとても豊かな気持ちにさせてくれる。

線画に彩られているのは水色、若草色、黄色のわずか3色。
たくさんの色数を使わなくっても
季節ごとのみずみずしさがあふれてくる1冊。

カーラ・カスキンの絵はほんとうにきれいだな。
posted by おふみ at 14:45| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月29日

はーるよ来い【REALLY SPRING】

街のあちらこちらで春の気配が感じられるこの頃、
陽ざしはあたたか、カレンダーはとっくに春の暦になっている。

でもなんだか、街はくすんで灰色、すっきりしないんだよね。

みどり色は春のサインなのに、
街のどこにも見当たらないからじゃない?

誰かがいうと、そうだ!みどりと花がなくっちゃ、春じゃないよ。
街中に花とみどりを描いて春にしようじゃないか!

グッドアイディアに、街中のおとなもこどもも大賛成。、
みんな筆と絵の具を手に、にこにこ顔。

家、通り、お店の壁や屋根、街灯、大きなビル小さなビル、
港の倉庫から船、石油タンク、電車や橋にいたるまで
街というおおきなおおきなキャンバスを
花とみどりの絵でうめつくした。

明るい絵につつまれた街が眠りについた頃、激しい雨が降りはじめた。
雨は一晩中やまず、
街の人たちが描いた絵をすっかり流してしまい・・・・

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文:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
出版社:HARPER & ROW,PUBLISHERS 1956

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『どろんこハリー』シリーズでおなじみの
ジオン&グレアムさんの絵本。

犬が主人公ではないんだけど、ふたりの持ち味がよくでていて、
おはなしも絵も愛らしくて大好き。

春を待つわくわくした気持ちは洋の東西問わず、同じなんだね。

ほんとうの春は、もうすぐそこ。
posted by おふみ at 13:28| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

ふる〜いともだち【プルートパップ】

みんな大好きウォルト・ディズニー。
ねずみキャラやあひるキャラ、もちろんかわいいけれど、
犬好きとしては、やはり犬キャラ。

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年季のはいったカバーざましょ?
それもそのはず、昭和25年発行の絵本だよ。
ディズニーのまんがえほんシリーズとして刊行された
4冊のうちの1冊、当時の定価80円!

経年変化の黄ばみや角の傷みはあるものの、
発行年を考えたら状態はけっして悪くない。

小さくうすっぺらな装丁、終戦後5年目なら無理もない。
でもね、それを補ってあまりある
絵本を出せる喜びが随所に感じられて、じんわりうれしくなってくる
色にコクがあるし、訳文もリズムがあってすてき。

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主人公のプルートの相手として、ミッキー&ミニー、ドナルド、
ピノキオまで登場しているのも憎いねっ。

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こらからもずーっとともだちでいよう、
ね?プルート。
posted by おふみ at 15:42| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月20日

ふたりは名コンビ【Rin Tin Tin and Rusty】

シェパードのリンチンチンと飼い主のラスティ少年。
ふたりはれっきとした騎兵隊員。

アパッチ砦近くの町に着いた駅馬車から、
同じ年頃の少年が降りてきた。
ひさしぶりに見かける同年代の少年に
ラスティはうれしくなって声をかけた。

「やぁ、ここに引っ越してきたのかい?」

「ここにだって?
「母さんといっしょに丘に住むおじさんを訪ねてきただけさ」

何をばかなことをとばかり、つれない返事をするアルジャーノン少年。

そこはインディアンの土地だから気をつけないと、という
ラスティの忠告に耳をかたむけず、
アルジャーノン母子は別の馬車に乗り換え立ち去ってしまう。

しばらくして、騎兵隊員たちがアルジャーノン少年が行方不明なってと
話しているのを聞いたラスティ。

「たいへんだ!捜しにいかなくては!」とリンチンチンとともに
アパッチ砦をあとにし・・・・・

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文:Monica Hill
絵:Mel Crawford
The Little Golden Book, SIMON AND SCHUSTER,1955

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リンチンチンという名を聞いて
懐かしさに胸がふるえた方、年がバレバレですぞ。
あ、自分も、うはは。

今日ご紹介したのは絵本だが、
むかーしむかし、TVシリーズで放映されていた
『名犬リンチンチン(リンティ)』をそりゃモ〜夢中で見てたさ。

リップ中尉に引き取られた孤児のラスティが
伍長の位を与えられ、子どもながらに愛犬シェパ・リンティと活躍する姿を見て
大きくなったら騎兵隊にはいるんだもんね!と決めてたし(爆)

TVでは「リンティ」と呼ばれていたけど、絵本では「Rinnie」。
こっちの名の方がかわいーやね。

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・・・・・きゃ♪

集中力があり勇敢、追求もバツグン、防衛もバッチリなんて
今ならIPOかPDでチャンピオン級だね、Rinnie。

少年と犬、永遠の名コンビである。
posted by おふみ at 15:14| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

なにが生まれるのかな【The Golden Egg Book】

ひとりぼっちのうさぎがたまごを見つけた。

何のたまごかな?
何が生まれてくるのかな?

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ちいさなおとこのこかしら? うさぎ? ぞう?
もしかしたらねずみ?

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あぁ、はやく生まれてこないかな。

ときめく気持ちをおさえ、
そっとたまごの匂いをかいだり、ほほをよせたり、
うさぎは、片時もはなれず
たいせつにたまごよりそい・・・・

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A GOLDEN BOOK 【The Golden Egg Book】
文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:レナード・ワイズガード
出版:Western Publishing Comapny,Inc

ななななななんて美しっ!と衝動買い。
それもそのはず、ブラウン&ワイズガードのゴールデンコンビじゃん。

いやモ〜、お話も、絵もすんばらしぃ〜〜〜〜の♪
なんど頁を繰っても、どの頁を開いても、
顔がほころんでくるよ。

お話によくマッチした品のある欧文書体もベリキュート。
造本がお粗末なのを払拭してしまうぐらい
印刷もコクがあってよし。

日本語版は『きんのたまごのほん』
わたなべしげおさん翻訳で童話館出版からでてるなり。

100冊目のご紹介となったのは
こどもに読んでよし、おとなの画集によし、
犬は出てこないけど大好きな1冊。

ひとりぼっちとはさよなら。
よかったね、うさぎくん。
posted by おふみ at 14:20| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

黒ラブ・サリー冬山でハッスル【Sally's Snow Adventure】

よっ、サリー、ひさしぶり。

でかけた先は雪つもる冬山。
ワンコOKロッジには、たくさんの友達がいてごきげん。
みんなで食べる朝ごはんはおいしさ2倍。

外へ出て、かっこいいベストを着た2頭の新しい友達に
「いっしょにすべりにいかない?」と誘ったサリー。

「ごめんよ、ぼくたち救助犬なんだ。
 行方不明のスキーヤーを探しに、仕事にでかけないと」

それなら仕方ないや、と
ほかの友達ワンコと遊ぶことにしたサリー。
ソリ、スノボ、スノーシュー・・・・
やっほぅ、冬ってなんて楽しいんだろう。
さんざん遊んで、きれいな夕日を見て、腹ぺこなのに気がついた。

そうだ!
夕ごはんに間に合うよう、森の中をショートカットしてロッジに帰ろ。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、
お腹の音じゃないよ、
サリーってば、森の中で迷子になっちゃったよ。

その頃ロッジでは、
「ごはんに帰ってこないサリーなんて、ありえない!」
と、みんなが心配しはじめ・・・

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文・絵:Stephen Huneck
出版:Harry N.Abrams Inc
Abrams Books for Young Readers
http://www.hnabooks.com/category/home/90

今年最初に紹介する絵本、元気よくいこ!つーことで、
おてんばサリー登場。
食いしん坊なところも、おっちょこちょいなところも
モ〜陽気なラブそのもの。

ヒューネックさんの版画も
あいかわらずポスターにしたいぐらい、すんばらすぃ〜♪

惜しいことがひとつ。
今までのシリーズより、本の版型がひとまわり小さくなったのだ。
印刷費用の関係かと思われ・・・・
がんばれ出版社!

サリー、みんなんで夕ごはん、よかったね♪
posted by おふみ at 17:47| Comment(2) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

はらはらと、きらきらと 【あ おちてくる ふってくる】

テーブルにおちる花びら、
公園のふんすい、

うち寄せる波にくずれる砂の城、
どんどんつもる枯れ葉、どんぐり、木で熟したりんご、

おばあさんの膝からころがる毛糸玉・・・

気がつかなければ通り過ぎてしまう、いつもの季節や日々の事柄を
きらきらと、みずみずしく、たのしげに、語り描いた1冊。

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今年最後にご紹介する絵本、
おやおや、どこかで見たことのある絵だな。

それもそのはず、『どろんこハリー』でおなじみ、
名コンビの絵本デビュー作なり、英語版の初版は1951年、初邦訳。

文:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:まさきるりこ
あすなろ書房 http://www.asunaroshobo.co.jp/

絵のタッチは『ハリー』シリーズとはぜんぜん違うけれど、
お話と絵ににじみ出る、あたたかでやさしい人柄はおんなじだ♪

昔のすばらしい絵本が、
最近ぽつりぽつりと邦訳されているのは
たいへん喜ばしいことであーる。

いいものは、いつ見てもいいねぇ。
posted by おふみ at 15:37| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする